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✲第473話.大切にしたい 終

一気に奥まで入れることはせずに、少しずつ進んでいく。 辛そうだったらやめようと思っていたのに、快感を探して蕩ける晴臣に止まらなくなる。 それでも自分本位にではなく晴臣が気持ちいいようにと考える。 キュッと掴む腕を見ると包帯が赤く染まってきていた。 「晴臣、傷が開いたか? 痛いならやめようか?」 「こんなのは、かすり傷、ですから……それよりも、森さんも……気持ちい?」 小さいとはいえナイフが根元まで刺さったのがかすり傷か?! 「でも、無理は良くないから」 腰を引いて抜こうとしたら、晴臣は両足を俺の腰に回して抜けないようにした。 「…あぁぁあっ!」 意図せずに前立腺を擦りあげ、先程よりも奥に入る。 「大丈夫か?」 額に浮かんだ汗を指で拭う。 その手を掴み口付ける晴臣は幸せそうだ。 「一緒に、気持ちよく、なりたい、です……」 口を閉じるのも無理なようで赤い舌が唇を湿らす、その動作に色気を感じる。 「頼むから煽らないでくれ、止まらなくなる」 「止めなくて、いいです、から」 不思議そうな顔をされた。 「なら、もっと足を開いて」 こうなったら自分のソコを全て挿れたい。 晴臣は素直に足を開く。自分が入っている所がよく見えて興奮する。 「っんん……大きくなった? え? まだ、大きくなっ、んあっ」 「晴臣が可愛いのがいけない」 前立腺をカリの部分で擦るように抽挿を続ける。 「んぅっ、あっ、やっ、あっ、きもちっいぃ」 唾液が口の端から流れるのがもったいなくて、舐めてから唇を自分のそれで塞ぐ。 舌を絡ませてどちらとも分からなくなった唾液を飲み込む。 「なあ、どこを触って欲しい?」 腰の動きを一旦止めて耳元で囁くと、ピクンと一瞬だけ力が入る。 「首と……胸…………のちくび……………」 恥ずかしくて顔を隠そうとするのは予測済み。 両手を顔の横に固定して真っ赤に染まった顔を堪能してから首筋を舐める。 手を離して両乳首を摘む。 晴臣は両手で俺の頭を抱える様にする。 今は夏だから見える所には付けないつもりだったが、我慢できずに首筋にもキスマークを付けてしまった。 乳首もさっきよりも強めに触る。 トロトロとモノから先走りが溢れて、後孔には俺のモノが入っていて……気持ちよさそうな声を上げている。 目と耳から入る情報にまたソコを大きくしてしまう。 晴臣相手だとどこまでも大きくなってしまいそうだ。 「……しん、さん………すきぃっ………」 少し顔を上げて見つめ合う。 ふわりと笑う晴臣の頭を撫でる。 暴走しそうな自分を冷静に見ている自分がいる。 「晴臣……愛してるよ」 「……あ、い………おれも、です……あっ」 止まっていた動きを再開させて挿れられる限界まで進んだ。 「痛くないか?」 「へいき、です……しん、さん………きもちい?」 「気持ちいよ。晴臣の中はあったかくて包み込まれるようだ」 理性を保つのが困難なくらいにね 「おれだけが、きもちい、わけじゃ、ない?」 伸びてきた手は俺の頬を触ってから首に回される。 俺が手加減しているのが分かっているのだろう………だからといってそんなこと気にしなくていいのに。 愛しくてギュッと抱き締めると、繋がっているソコももっと奥まで入る。 「当たり前だろ? 俺も気持ちよくてどうにかなりそうだ」 「ひゃっ、んんっ、うれしぃ」 ゆっくりと抽挿を繰り返す。 俺がイくためではなく晴臣が少しでも快感に溺れられるように……… 晴臣のソコを触ると軽く何度かイっていたのかと思うほど濡れている。 抽挿の速度は変えずにソコはそれよりも速く擦る。 「あぁああっ、だめっ、でちゃう、からっ!」 「何度だって出していいよ」 先端をグリグリとし、裏筋を優しく擦る。 「あっ、あっ、も、でちゃっ、んんんあぁあ!」 ビュルルっと白濁を出して首に回っていた腕もベッドの上に戻る。 イく瞬間にキュウっと俺のモノを締め付けてから、その後も優しく揉まれるように中が動く。 今度こそ抜こうとしたが、また止められる。 「しんさん、まだでしょう?」 「これ以上は晴臣が辛くなるから、今日はここまででいいよ」 「でも……」 「いいの。次回はもっとたくさんしよう」 「………はい」 「じゃあ、抜くよ」 晴臣の中から出てきた俺のソコは血管が浮き出るほどギンギンで、見られないように注意する。 「タオルを持ってくるからここで待ってて。寝てていいからな」 疲れたのか微睡んでいる晴臣の額にキスをする。 「はぃ」 目を閉じたから、見られなくてよかったと思った。 バスルームで自己処理を手早く済ませてから、タオルを濡らしてベッドに戻る。 晴臣はスヤスヤと眠っている。 起こさないように綺麗に拭いて掛け布団をかける。 傷の状態が気になるが、替えの包帯がないから明日また病院に行くしかないだろう。 俺はバスローブを着てからその隣に入る。 晴臣から抱きついてきたので抱き締めて目を閉じた。 眠れないかと思っていたが、予想に反して早々に眠りにつく。 色々なことがあったが、緊張が解けたのがすぐに眠ってしまった要因だろう。 目を開けると隣にいたはずの晴臣の姿がない。 ベッドルームから出ると晴臣はソファに座っていた。 「おはよう」 「おはようにしては遅いですよ」 机に置いたままのスマホを見たらもう11時になるところだった。 「身体は平気か?」 「えぇ、日課の朝のジョギングはいつもよりも短くして15キロにしましたが、問題なかったです」 え? 晴臣が慣れてきたら俺の体力勝負になりそうな予感しかしない……… 俺も本格的に筋トレを始めるか………

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