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✲第481話.可愛いしかない③
舌を絡ませるとチュクっと濡れた音がする。
覚悟を決めていたと聞いて嬉しかった。
来夢が俺を初めての相手として考えてくれていたことも、今こうして腕の中にいることも……奇跡のような出来事で浮き足立っているのが分かる。
俺も覚悟は決めていた。
でもそれは来夢に経験があると勘違いしていたからで、経験が無いとなると話は別だ。
今まで付き合った子達の中にも経験の無い子は1人もいなかった。
傷つけたくないし痛い思いもさせたくない。
そう思うが今の自分にそう出来るのだろうか………?
「ごめんなさい……ダイ兄ちゃんを困らせて………僕がワガママ言ったから………」
「違う、来夢は何も悪くない。俺が不甲斐ないのがいけないんだ」
もう一度来夢の上からどいて横に座る。
「経験のない子を相手したことが無くて……来夢に痛い思いをさせたくないのにそのスキルがない」
「……なーんだ、よかった」
来夢も起き上がって俺の手を握る。
「え?」
「ダイ兄ちゃんは僕とエッチな事したくないのかと思ったから」
「それはない! したいと思ってたから、ローションもコンドームも用意してた」
エッチな事に使うものを言うと、恥ずかしそうに耳まで真っ赤にする。
「僕は嬉しいよ。僕はエッチな事するの初めてだけど、ダイ兄ちゃんも初めてだなんて……初めて同士だね」
はにかんで笑う来夢に、何を悩んでいるんだと自分のバカさ加減に嫌気がさす。
「初めて同士だから思った事はちゃんと口にしよう。来夢は難しいかもしれないから……俺が嫌じゃないか、痛くないか、気持ちいいかって聞くから、正直に答えて?」
「恥ずかしいけど……頑張るね」
胸に飛び込むような勢いで抱きつかれる。
「来夢、大好きだよ」
つむじにキスを落とす。
額、目尻、鼻の頭、頬、そして唇……
本当なら全身にキスをしたいが、それは次回に取っておこう。
好きだという気持ちを込めて舌を絡ませる。
さっきのキスとは気持ちも違うし集中力も違う。
耳に届く濡れた音も興奮させるスパイスのようなもの。
「さっき、ここも気持ちよかった?」
乳首を触ると気持ちよさそうな声を上げる。
「ひゃっ! んっ……きもち、いいっ!」
少し強めに触ると足をもじもじと動かす。
「…あっ……おちん、ちんが……へんなの……」
思った事は口にしようとは言ったが、そういう言葉が来夢の口から発せられているという事実に俺が我慢できなくなりそうだ。
「変じゃないよ。気持ちいいとみんなこうなるんだ」
「ホントに?」
「本当だよ」
主張を始めたソコを右手で握り込み左手は右の乳首を、舌で左の乳首を刺激する。
どうやら先程の射精が初めてだった様なので、優しく右手を上下させる。
「りょう、ほう?! んあっ! あっ、あぁあんんっ」
声を我慢できない様子に左の乳首をチュウっと吸う。
「あぁぁぁあああっ……だめっ……」
「だめ? じゃあ違うところを舐めようか」
少しずつ硬くなってきていたソコをパクっと咥える。
舌で先端部分を抉るようにグリグリとしてから唇で圧迫しながら頭を上下させる。
両手は両乳首を触ったり摘んだり潰したり、忙しなく動かす。
「きもちっ…いいっ……ぁああっ、また、でちゃっ……」
引き剥がそうとして頭に手を置かれたのだろうが、逆に動けないくらい押さえつけられる。
動く範囲で舌を亀頭や竿の部分に這わせる。
指も両乳首を摘んで引っ張る。
「あ、あ、あ、あぁあああっ!」
口の中にピュッと出された。
決して美味しいものでは無いはずなのに、美味しいと感じてそのまま飲み込む。
脱力したのか頭を押さえていた手が無くなる。
中に残った精液を吸い出すように吸う。
「んんっやっ、だ…め……」
「気持ちよくなかったから? 来夢の、美味しかったよ」
「……きもちよすぎて、だめ」
両手で顔を隠す。
それでも思った事は正直に言ってくれる。
可愛くてキスをしたいと思うが、自分の精液の味のするキスはしたくないよなぁ……どうしようかな。
「このままキスしたら嫌だよな?」
「ちょっと……抵抗がある………」
ナイトテーブルに置かれたペットボトルにまだ水が残っていたので、それを飲む。
来夢の味が無くなるのが、とても残念だが仕方が無い。
「ダイ兄ちゃん、次は僕が舐める番だよ」
いつの間にか起き上がって俺の足の間に来夢がいた。
パジャマのズボンの上から形を変えたソコを触られる。
「無理しなくて……」
「無理なんてしてない! 僕だってダイ兄ちゃんのこと気持ちよくしたい」
「分かった脱ぐよ」
下着ごと脱ぐと思った通り血管が浮き出るくらい勃ち上がっている。
「僕のとは全く違うね……おっきい………」
手が伸びてきて触られる。
それだけでもまた大きくなる。
「硬いし、まだおっきくなるんだ………」
マジマジと見られるとこちらも恥ずかしい。
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