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「みぃくん...」 泣き濡れた顔で見上げるユウをミツルは冷めた目で見下ろしている 「お前さぁ、いつまで俺にくっついてんの?」 「うぅ...みぃ...」 「触んなって言ってんの、分かんない?」 絡みついた腕を掴んで無理やり引き剥がしながら口元を引き上げる 「本当にバカすぎて疲れるよ、お前といると」 ユウの大きな目は彼を写して揺れている 「う...「喋らないで?聞きたくないから」 ユウの目はこれは何かの間違いだと訴えている 彼がこんな事をいうはずがない... これからはもうずっと一緒にいるのだと約束をした だから彼はそれを打ち砕くように続けた 期待も希望も失くしてすべてが壊れるように言葉を放った 「バカだから分かんない?...じゃあ、こう言えばいい?」 彼の大きな手がユウの細く白い首を掴みあげる 「ぎっ...ぐぁっ...」 真っ赤だった顔は一瞬で真っ青に変わっていった 「お前なんて要らない、これなら分かるよな」 「....」 「今すぐ出ていけよ、もううんざりなんだ」 うんざりするのは、もう二度と言わないと誓ったはずの言葉をいとも簡単に使える自分にだ ーーねぇ、嘘だよ ユウが必要なんだ、ユウしかいないんだ 「嫌いって言わないと分かんない?わざわざ言わせるなよ」 「み....ぃ」 全ての言葉が届いた証拠はユウの瞳から溢れる大粒の涙 頬から伝い落ちる涙はそのまま彼の手にも流れて消えていく あぁ、今すぐ抱きしめたい 違うんだよ、好きだよ、そばにいて....... 今度こそ優しくするから一緒にいようよ だけど、俺はまた閉じ込めてユウの全てを奪ってしまうから 「いつまで見てんだよ、さっさと出ていけよ」 優しくするのが難しくて、傷つけるのが簡単なのはユウに対してやり慣れているからかな

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