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「あぁっ!!ダメダメ、危ない」 「わぁぁっ!!待って!!触っちゃだめ」 「あぁーーーー!!」 ーーーー毎日毎日、椎名はユウに向かってこんな言葉を叫んでばかりだった 現に今もテーブルの上にコップに中身をぶちまけている 中身はテーブルの上に留まらず床やユウのズボンを惜しげもなく濡らしている 「着替えたばっかりなのに....」 がっくりと肩を降ろす椎名に向かってユウはできょとんとした顔を向けている 何も分からないユウに怒るわけにもいかず、その都度言って聞かせてみるものの理解するようになるのは夢のまた夢のようだった テーブルに零れたミルクを舐めようと舌を伸ばすユウを椎名がたしなめる 「こらこら、それはいけません」 「....?」 なんで?と訴える目に朝から何度となく言い続けている理由をまた繰り返し伝える 座っていたイスからぴょんっと飛び降りると濡れた事も気にせず走っていこうとする 「待って!!ユウくん!!」 「うーー!!」 何日か経つと少しは慣れたようでユウは涙を見せる事は少なくなった が、今度は見るもの全てが物珍しく、部屋を走り回ってありとあらゆるものに興味をしめしていた

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