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「....何やってんだか」
ミツルははしゃぐユウに顔を押さえて吹きだした
きゃっきゃっと笑い声を上げる姿は子供そのものだ
何もかもを知らなすぎるユウの世話は並大抵のものではないだろう
それなのにたった半年で意思の疎通ができるようになるなんて...
「元気そうだな...」
ミツルの指先が画面のユウの頬を撫でる
表情は明るくて少しふっくらしたようにも見える
この半年はユウにとって確実に実になっているようだ
ーー今まで自分が与えてやれなかったものが今はユウのそばにある
手放した先の幸せがユウを守ってくれている
改めて椎名に託した事は間違いじゃなかったんだと確信した
「もぉっ!転んじゃったじゃない、ユウくんてば」
「あぅ...」
床の上に投げ出されたカメラがやっと二人を映しだした
「ほら、もう一回撮るから、良いお顔して?」
「んぁ...?」
ユウは自分のほっぺたを両手で包み込んでニッコリと微笑んだ
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