47 / 445
第15話
「ユウ...こっち来て?」
椎名のそばでミツルがベットに座りこんだユウを呼んだが、ユウはぼんやりとした顔でグズグズとその場を動かない
ミツルはすぐにユウのもとへいき腕を掴んでベットから引きずり下ろした
床に体をしたたか打ち付けても気にすることなくユウを椎名の足元まで転がしていった
「うぁ...」
よろよろしながらユウはミツルの足にしがみ付く
それを足蹴にしながらミツルはユウに向かって言った
「ユウ..先生のしてあげなよ」
言われてることが理解できないユウはミツルの顔を見ながら何度も瞬きを繰り返す
「やめてくれ...!」
椎名が抵抗するよりも早くミツルは椎名のベルトに手をかけてズボンを乱暴に脱がせ始めた
「やめてくれ!!頼むから」
必死になって足をばたつかせて抵抗したが、手が使えない状態ではいとも簡単に脱がされてしまった
二人の前に自分の下半身が露わにされてしまい椎名は羞恥心で死にたくなるくらいだった
情けない姿の前にユウは座りこんだままミツルの顔を仰いで、どうすればいいか困っているような顔を見せた
ミツルはユウの髪の毛を掴んで力づくで椎名の下半身まで押し付けていく
「舐・め・て・って言ってんの」
ゆっくり言葉を並べられながら、ミツルは容赦なくユウに力をかけいき、苦しそうに吐いた熱い息が椎名の性器に触れた
「お願いだから..やめてくれ」
「ユウ....はやく」
椎名の言葉に被せるようにミツルはユウに言い聞かせる
ユウは椎名の顔とミツルの顔を何度も見比べて、その小さな手で椎名の性器を優しく掴んだ
「...ダメ...だめだよ...触らないで?」
近くで見ると本当に幼くて怒鳴っていいものか躊躇してしまうほどだった
優しく言えば伝わるかもしれない
一縷の望みをかけて語りかける
「ね...そんなことしちゃダメなんだよ?お願いだから..離れて?」
けれどユウはそのまま椎名の足の間に体を落とし小さな唇から舌を出した
ふわりとした吐息は嫌でも反応してしまいそうで怖くなる
「やめて...だめだよ」
ともだちにシェアしよう!