「それで、マナトくんは今日はどうしたのかなぁ？」 プリンに夢中になっているユウの横で椎名はマナトに問いかけた 「え...」 「なにか困ってるんじゃないの...？」 「....」 「困ってるから来てくれたんだよね、僕に手伝えることかな」 椎名のその目はマナトの想像よりもずっとずっと優しくて思わず本音があふれてしまいそうだった さみしいんだって....俺にはだれもいないんだって... マナトはぎゅっと唇を噛みしめて本音を飲み込むと椎名の手に自分の手を重ねる 「....？」 まるで恋人にでもするかのような触れ方に椎名は目を丸くしてマナトを見つめた 「俺さ、寝るとこないんだよね、先生のとこ泊めてくれない？」 マナトは小悪魔みたいな流し目で椎名に向かって口の端を引き上げた