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「---で、なんで俺のところなわけ!?」 大柄のその男はあきらかに不機嫌な顔でマナトを威圧していた 「だって、僕のところは部屋がないもん、涼介の所はゲストルームがあるじゃない」 「そうじゃなくてっ!!なんでこんな知らねぇガキを泊めてやらなきゃいけねーんだよっ!」 涼介に指を指されてマナトはビクリと身体を強張らせた おいおいっ...話がでかくなっちゃった... 優しそうで人の良さそうな椎名に頼ろうとしていたはずだったのに、マナトはなぜか目の前の大男を紹介されていた 「マナトくん、涼介は口は悪いけど悪い奴じゃないから大丈夫だよ」 「まだ仕事があるんだけどっ....」 「たまには家に帰って休めって言ってんのっ」 目の前で大人二人がぎゃあぎゃあと言いあっている 「俺、やっぱり帰るよ....」 「あぁっ!?そうしろっ!そうしろっ!!俺も助かる!」 「ダメダメっ!行くところがないのに子供一人を放りだせないよ」 マナトが二人の前でタジタジになっているというのにユウは呑気に笑っている 「せんせぇとりょおくんねっ、なかよしなの」 これが仲良し?!いがみ合ってるだけけじゃねーかっ!! マナトが眉を潜めているうちに椎名の説得を涼介はしぶしぶ受け入れている 「ちっ、うっせーなぁっ!泊めりゃぁいいんだろっ」 「そんな言い方するなって...」 ぐしゃっと前髪を掻き毟ると涼介ははぁっとため息をついてマナトに向き合った 「連れてってやるよっ!!とりあえず飯だっ!みんなで食うぞ」 それを聞いたユウはやったぁ!と両手を大きく上に掲げた

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