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マナトがそっと忍び込んだのは涼介の部屋だった この真っ暗な闇が好都合だ 無理やりにでも規制事実を作ってしまえばこっちのものだ...と這うように部屋の中を進む 「.....」 静かな寝息が聞こえて彼が寝ているのは確実だ そっとシーツを捲ると暗闇に慣れたマナトの目に大きくて長い足が見えた その間に潜り込むように体を低くしてシーツの波をくぐっていく その中で徐々に身体を摺り寄せて足のつけ根まで到達する よしっ.... そう思ったマナトが涼介に直に触れようとした時、急にふわりと身体が浮いた 「っ....?!」 浮いたかと思うとそのまま勢いよく床に投げ飛ばされて背中をしたたか打ち付けた 「いってぇっ!?」 思わず大声で叫びながら転がるマナトに上から低い声がした 「お前、何してんだよ!?あぁ!?」 耳にびりびりと響くような怒声にマナトは思わず正座になってしまうほどだった

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