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マナト

いつも一人だった 愛されたくて、誰でもいいからそばにいてほしくて 自分を傷つけてまで誰かに縋ったのに....結局誰もいなくなって いつも自分はなんでこんなにみじめなんだろうって思ってた ただ誰かに好きになってもらいたかっただけなのに 簡単なことなのに俺にとってはそれが一番難しい ーーーそれなのに....ユウはそんな俺みたいになりたいといった....言いやがった ユウの周りにはいつも誰かいる それも優しくて、温かくてみんながあこがれてしまうような人達だ その中でただ笑っているだけで大切に宝物みたいに大事にされて守られている それだけでも充分なのに....おまけに”みぃくん”って完璧な奴までいるときた なんで? なんで? なんで何もできないのにみんながユウを好きになるの? なんで俺には誰もいないの? どれでもいいから、一人でいいから誰か俺にもちょうだい? ---俺やっと分かったんだ なんでこんなにユウと話していると腹が立つのか、無性に傷つけたくなるのか... この幸せそうな笑顔とか、何も知らないくせに”いいなぁ”なんて言えちゃう無神経さとか そういうの全部”うらやましい”って思うんだ こんなに恵まれてこんなに幸せなのになにが不満なんだよ ずるい....なんでユウだけなんだよ 俺とユウの何がそんなに違うの? そんなのだからお前みたいな奴、痛い目に合わせてやりたくなるんだ みんながユウのこと好きなわけじゃないってこと 俺はお前が大っ嫌いだってこと思い知らせてやるから

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