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四つん這いになり、後ろから男を受け入れながらユウは両腕で自分を支えるのに精一杯だった 地面を這う手の爪には土が食い込んで汚れていた 「あー、すっげぇイイ!たまんねぇ」 「あぁっ...んあっ...らあっ...」 なんで...こんな事をしているんだろうーー 「ほら、口がお留守だよ、ちゃんとやって?」 「あぅ...」 それでも簡単に言うことを聞いてしまえるのはユウには分からないからだ 身体を重ねる本当の意味を理解できないユウはこれがどういう事なのか分からない だからユウは目の前のモノを口に含むとまるで愛おしいように喉奥まで咥え込んだ 唾液を滴らせながら全体で輪郭をなぞり、飲み込むように吸い込む それは何度となく躾けられた彼への愛し方だった 「あぁっ...ユウくんっ!すごいねっ!上手だね」 意外なほどのその舌使いに男はびくびくと身体を震わせながら歓喜の声をあげた 「じょお...ず?」 男の言葉に思わず口に含んだモノを離したユウが上目遣いで問いかける その唇は濡れそぼり、唾液が糸を引いて垂れていた 男は厭らしい笑みを浮かべながら「とっても上手だよ。おりこうだね」とユウをわざとらしく撫でた 「ほら、もう少しがんばって」 「んぅ...」 再度口いっぱいに男のモノを頬張りながら何故かホッとしているユウがいた そっか...これでいいんだ... 彼にしている事をこの人たちにすればいいんだ だって"上手だね""おりこうだね"と言ってもらえた 彼もいつもそう言ってくれるからこれはきっといい事なんだ ユウは自分にそう言い聞かせた 「やべぇ...いきそっ...」 口淫を楽しんでいた男はやがて全てを言い終える前に自身を膨張させて弾けていった 注ぎ込まれた精液は一滴残らずユウの喉奥へと消えてく 1人目が終わるとそれまで撮影していた樹がふと口をを開いた 「驚いたね、ユウくんて初めてじゃなかったんだ」 樹にはユウのその仕草が恐れるどころかむしろ積極的に奉仕しているように見えた そしてもう一つ、彼が目にしたのはユウの身体に刻まれた傷跡 どうすればここまで残すことができるのかと思うほどの無数の傷はこの不自然な程慣れた仕草と合わせれば自ずと哀れな過去を浮き彫りにしていく 「なるほどね...」 頭の中に浮かんだ物語が正解かは分からないが、現にこうして目の前にいるのは"SEXの意味さえ分からないのに身体は全てを調教済みの少年"だ 樹は面白そうに笑うと、ユウに群がる男達に声をあげた 「お前らぁ、壊さない程度にとことんヤレよ」 その一言で男達はさらに活気づき、まだユウとの結合を悠々と楽しんでいた男は腰の動きを速めていった 「やあっ...っ」 「こらっ、逃げんなって....ほら」 「お前、早く代われよ!!」 男達の扱いは次第に手荒なものへと変わっていく 樹はその全てを小さな携帯画面を通して眺め続けた 息も絶え絶え受け入れていく様や、自ら腰を振っていく姿 中でも精液まみれになっていく姿は男達の加虐心をさらに加速させた 画面からでもその熱や匂いが立ち込めて来そうな映像はまともな人間なら吐き気を催す程だろう 「つーかさ、君ってろくな奴と一緒にいなかったんだね」 その光景に嫌悪すら浮かべて本音をこぼした樹の声はユウへの同情に満ちていた

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