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ーー好きだから何度傷つけられても大丈夫
この気持ちに嘘はない、間違ってなんかない
こんな自分を愛してくれるのは彼だけだと思うから
ずっとずっと信じてる
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一日のほとんどをベットの上で過したおかげで確実に回復していくユウの身体
相変わらず話すことと言えば「みぃくん」と彼の名前ばかりではあるが、椎野がそばについていることもあり彼が暴力的になることもなかった
今はただ穏やかに過ごすことで、ユウの傷が癒えるのを待っている状態だった
気持ちが落ち着かない状態で引き離してもいい結果は生まないだろう...と今の段階では見守ってはいるがそれでもあまり悠長なことは言っていられないだろう
彼のそばで明るい笑顔を見せるユウを眺めながら椎名はその時期について悩んでいた
あれだけ依存しているミツルのそばを離れるのは少なからずユウを傷つけることになる
離れることの意味を理解できないユウにとってそれはとても辛いものであるだろう
そこに関しては慎重にいかなければならない
無理をかけては元も子もないからだ
椎名の心配をよそに彼はベットに腰掛けてペンギンのぬいぐるみをチラつかせてはユウ
の反応を喜んで試している
「これ?これがいいの?」
「うー...あはっ」
2人でぬいぐるみで遊んでる姿は微笑ましいが、お互い依存しすぎた関係は危なっかしくて仕方ない
いつまたどうなるかわからない不安定な状態は長引けがそれだけ負担がかかる
うまく事が運べばいいのだけれど...
2人の絆は自分など到底割り込めないほどに強い
それが分かっているから迂闊に手が出せない状態だった
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