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左手に赤く光るキラキラ とってもキレイで見ていると吸い込まれてしまいそうだ なんていうのかな...えっと、えっと.... そうだ、まるでみぃくんの目みたい みぃくんの目はとってもキレイで見ていると吸い込まれてしまいそうになるの ずっと見ているとその目にユウが映って... それが嬉しくてずっとずっと見ていたくなるの みぃくんの目に映るのがユウだけだったらいいのにな 明日も明後日も....これからもずっとその目の中に住んでいたい ーーミツルがユウの手を引きながら寝室から戻ってくる 二人の間でどんな会話をしたのか、ユウがそれを理解できたのかは分からないが、その表情を見るとあながち悪くなかったように椎名には映った 「この中に必要なものが入っているから」 ミツルに渡された紙袋はずっしりと重くその重さの分だけ彼の思いが詰まっている気がした 「じゃぁ、先生、お願い」 「もう、いいの?」 「早くしないと俺がもたない」 ミツルはそう言うと椎名に向かってユウの背中を押した 言いたいことは言った...説明だとしたら不十分だけれど傍にいる時間が長ければ長いほど辛くなる 「ユウくん、おいで?」 椎名が手を広げて向かえると、ユウは走り寄ってその手を掴んだ これですべては椎名に託した 後は二人を見送るだけだ 椎名は彼に渡された大きな紙袋を片手にもう片方はユウと手を繋ぎ玄関まで向かっていく 促されるままユウはひょこひょこと連れられていく 何も知らない後姿をずっと見ていたいような、早く行ってほしいようなそんな複雑な気持ちが交差する できれば振り向かずそのまま行ってほしいーー 「みぃくんっ」 ミツルの気持ちとは裏腹にユウはふと立ち止まり振り返る 嬉しそうに自分の名前を呼ぶ笑顔がまぶしくて目が眩んだ 「先生...ユウ、外出るの初めてだから....」 「そうだね、抱っこしていこうか」 玄関先で椎名はユウを抱きかかえようと姿勢を変えた 大きな荷物に抱っことなると大変だろうが嫌な顔一つせず了解してくれて本当に有り難かった 「よいしょっと!じゃあ、行こうか」 「ユウ、先生のいうこと良く聞いてね」 ミツルは椎名の腕に抱かれたユウの頭をヨシヨシと撫でると椎名に向かって頷いた

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