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第7話
それは、初日に登校したときの事だった。
「なぁ、何か俺達、すげー見られてねーか?」
「多分、一路がエクステリオル だからだよ」
「そ…っか」
校舎までの道のりを教えてもらうため、壬生と一緒に登校した秋月。
寮内でも時折感じていた他者の視線。
それが、校舎に向かうにつれ、常に、しかも多くの視線となって、壬生の隣りを歩く秋月に注がれていた。
確かにエクステリオル は、一学年150人中5人前後しかいない。
その為、エクステリオル が着用するケープはとても目立つ。
しかし、少ないとはいえ、秋月以外にもエクステリオル はいる。
にもかかわらず、好奇な視線の全ては、秋月に向けられていた。
秋月は、周囲の視線に違和感を覚えつつも、その原因が壬生の言う"一路 がエクステリオル である事"に、一応納得して校舎へ向かった。
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