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お仕事チェンジ編 7 トロトロハニー

「あっ……」  クリスマスプレゼントに自分を、なんて。 「真、紀っ」  しかも真紀のスーツ着て、とかさ。 「あっ……ンン」  小っ恥ずかしい。 「な、で、お前、ツナギ」  笑っちゃうだろ? 寝てたくせに、そのくらいに疲れてたくせに、わざわざ真紀はツナギに着替えてさ。 「誉さんも楽しいかなって」  ベッドヘッドに背中を預けた真紀に腰を引き寄せられ、真紀の脚の上に跨がらせられた。サイズの合っていないスラックスは太腿の辺りまでずり下がって、シャツはボタンを下の二つだけわざと留めたまま、だらしなく首からぶら下がってるだけのネクタイ。そして曝け出された胸に真紀がキスをした。 「ああっ」  期待しまくりの乳首を喰まれて、真紀の頭をぎゅっと抱き締めながら、背中を反らせて甘い声を上げる。 「ン」  歯を立てられるのが気持ち良くて、もっとされたくて、真紀の舌に押し付けてる。 「あっ……ん、あっ」  真紀は俺へのサービスだとツナギをわざわざ着て、でも、前を止めず、いや、止められないのか。オレのツナギだから。真紀が着てたのは洗濯機の中だからさ。  サイズが悔しいことに合ってない。そんで不可抗力ってやつで、筋肉質な身体を見せびらかすようになりながら、俺を跨らせて、その端正な口で俺の乳首にしゃぶりついてる。 「ぅ……ンっ、ぁっ、ん」  齧られるのたまんない。 「あぁっ」  欲しくてたまんなくなる。 「誉さん、興奮してる」 「あっ」 「ほら、中がすごい熱い。乳首もコリコリしてる。前も……シャツが濡れて透けてます。下着は? 下着付けないでスラックス履いたの?」 「言うな、よっ」  指が俺の中に入ってきた。と、同時に、下着を付けずに、真紀のスーツに身を包んだ俺の下心に微笑みながら、乳首を甘噛みして、そのまま話されて、その度に当たる歯にゾクゾクした。 「ベルトもしてない」 「んっ、言わなくていいっつう、のっ」 「細い腰、俺のじゃサイズが合わなくてベルトしてないとすぐに腰まで落ちるでしょ?」 「い、んだよっ」 「脱ぐから?」 「もっ、い、から、言うな」 「興奮します」  するだろ。興奮。 「真、紀だって、これ、すげ、ガチガチじゃん」 「っ」  反撃とばかりにツナギの中に手を入れて、胸を弄るように撫でてから、ゴリゴリに割れてるかったい腹筋も掌で撫でて、下着をずり下げると跳ねるようにそれが飛び出た。  ほら、ガチガチ。  熱くて、硬くて、たまんなく興奮してる。 「っ、だって」  興奮する、だろ。そりゃ。 「あっ……ン」  だって、俺はお前のシャツを着て、お前は俺のツナギ着て、なんて。 「あっ、指、んっ……あぁっ」  俺はお前ので、お前は俺のって感じがして興奮する。 「中、ローション塗って」 「あ、だって、ああっばか、そこっ」 「ぷっくり膨れてる。撫でてほしそうですよ」  だって、お前のシャツは少しデカくてさ。俺のツナギは少し小さくてさ。  早く抱かれたいなぁって思った。だから、真紀の二本の指をきゅうんって切なげに締め付けてる。 「中がトロトロだ」 「ンっあっ」  お前は? 俺のこと。 「も、欲しい、真紀」  早く抱きたいなぁってさ、思った? 俺のこと。 「ダメ? まだ?」  お前のシャツを着た俺のこと、メチャクチャにしたいとか思った? なぁ。 「真紀」  誘うためにキスをした。舌入れずに甘えるように乳首にしゃぶりついて濡れた唇を猫みたいに舐めて、真紀の股座のところで腰を揺らして。半裸の俺は。 「ダ、メなわけ、ない、でしょ」 「あ、あ、あああああああっ!」  俺は、俺のツナギを着たお前にメチャクチャにされたいって思ったよ。 「あっ……深っ、あっ……ン」 「っ」 「ああ……ン」  自分から真紀のペニスを咥え込んで、トコロテンをした。挿入しただけで達した。シャツの中に白を飛び散らせた俺を射抜くように真紀が見つめながら、深くまで貫いたペニスをずるりと抜く。抜けるギリギリのところまで来てから。 「ああああっ」  そして、また根本までズンって腹の奥のとこまで一気に熱いのが貫いた。 「あっ……」  やばいくらいに気持ち良くて、またとろりと白い滴が触りもしないで溢れて染み込んで、真紀のシャツがぐっちゃぐちゃになる。  脚をはしたなく開いて、跨って腰揺らしながら、シャツをドッロドロにして、恥ずかしいのも忘れるくらいに感じまくってる俺を。 「誉さん……」 「あぁっ……」  愛おしげに見つめる真紀に感じた。 「中、すごい」 「あ、言わなくて、いい、っつうのっ」 「トロトロなのに、狭くしゃぶりついてくれるんです」  ゆっくり中を擦り上げられて、切なさが込み上げてくる。 「気持ち、い……」 「そりゃ、だって」  もっとして欲しくて。もっと激しくてかまわないからって。脚を真紀の腰に巻きつけるようにしながら、孔をキュンキュン締め付けて誘った。 「俺もすげ、気持ちいーもん」 「っ、誉さんっ」 「だから、真紀」  大勢が入れ替わる。俺が寝転がって、真紀が覆い被さる。射抜くように見つめられたまま、白いシャツが透けるくらいに感じて火照った身体をくねらせて。甘ったるい声で言うんだ。 「早く、俺のことメチャクチャに」  早く抱いてって。 「あ、あぁぁぁっ、激し、いっ」 「っ」 「あ、あ、あ、あ、あン」  そんでさ。 「早く、真紀の、ちょ……だい」  俺の一番欲しいものをくださいなって、身体をトッロトロに蕩けさせながら、去年と変わらない、けど、何より一番欲しいクリスマスプレゼントをおねだりした。

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