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第11話
映画のチケットを取って(省吾もちで)始まるまで軽食とったりして過ごして
それから時間になったら映画を観に行った
「やった!真ん中の後ろの席!」
「良かったね~、ゆーすけ」
「おう!」
(こーゆー子供っぽいところ可愛いな~)
省吾はにっこりと笑みをこぼす
今回裕介が観たいと言っていた映画はアクション系で、ド派手な演出だとかされていた
スクリーンの光を浴び、暗闇に浮かび上がる裕介の横顔、がなんとも言えぬ美しさをかもし出す
映画をやよそに省吾は夢中で映画を観る裕介の横顔を不自然なく気をつけて盗み見ていた
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映画が終わり、暗い場所から程よく明るい場所に2人で歩いていたら、裕介の方は少し目が眩んだらしくふらつき、省吾はすかさず裕介の脇にてを差し込み支えた
「っあ、悪い 少し目が眩んだのと、目眩が……」
「大丈夫だよ~、それより裕介大丈夫?どっか座れるとこ見つけて休もっか」
裕介自体、血圧が低めで今回のように長時間座っていたところから立ったことで起立性低血圧を起こした
「あぁ、そうする」
近くに椅子があったので2人で背もたれにもたれながら座り休んだ
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