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第13話
そのあと
相変わらず省吾は女だと思われてナンパされたりしながらどーにかこーにか巻きながら
2人つるんで遊びにいった
__________
「なあ、省吾」
「どうしたゆーすけ」
「俺、この前他校の女子に告白された」
「へ~、可愛い子?美人?」
なんか少し省吾の雰囲気に違和感を感じた
いつも通りの表情で声で話しているのに
「お嬢様って感じで美人」
「返事はどうしたの、もうしたの?」
「いや、まだ。よく考えてから直接言葉で伝えて欲しいって言われた」
「ふ~ん
で、ゆーすけ考えたの?」
「まあ、初対面な感じだからいきなり付き合うとかはないけど、良い子っぽいし友達だったら良いかなって思ってる」
「そっかー、モテるね ゆーすけ」
「省吾に言われたくない
お前のモテぶり半端ねーじゃん
異性からも同性からもさ」
「まあ、俺超可愛いしな」
「自分で言うか」
「なあ、省吾」
「ん?」
「お前恋人とか作んねーの?」
「あー、どうした裕介」
「いや、なんとなく
お前相当モテるのに作らないのかなーって、それに好きなやついねーの?」
「ゆーすけからいきなり恋ばなふられるとは、俺びっくりだわ」
「そうかよ」
「そーだ、急だけどゆーすけ俺ん家来ない?そしたらいくらでも話してやんよ」
チラッと横目に裕介を見やる
「ほんと急だな」
「今両親仕事でいないから気を使わなくてもいーぜ
じゃなきゃ俺のディープな話は出来ないよ~」
「どんなんだよお前の話」
ゲラゲラと笑いながら、裕介は家に連絡し、省吾の家に泊まることを伝えた
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