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第16話

省吾はぬるぬると裕介の身体を洗いだした 「ちょっ/////省吾くすぐったい」 「ん?どこら辺が~?」 からかいの笑みを浮かべながら省吾は裕介のくすぐったそうな部分を攻めていく 「んっ、フアッ!///……楽しんでるだろ」 「ばれた~?」 「バレバレ」 「あははっ、じゃあここら辺はどう?」 そう言って、背中から石鹸で滑る手を滑らせ裕介の前面へと手を移動させる そうして、裕介の背中に自身の身体を密着させる 「!身体くっ付けすぎじゃね……」 「この方が洗いやすい」 そう言って裕介の胸の飾りにさりげなく触れつつ胸を揉むように手を動かす 省吾が耳元で声をかけてきた 「ゆーすけっていつもどーゆーふうに洗ってるの?」 耳にかかる息にもどかしさを感じながら 普通だよと少しぶっきらぼうに話す へぇ~と省吾は言いながら徐々に手を下に移動させる 先に横腹辺りから腰へゆるゆると洗う 「っ、省吾もう少し強くていいから」 「そう?ゆーすけの筋肉すごいなーって思いながら堪能させてもらってるから」 「ぷっ、なんだそれ省吾だって見た目のわりにしっかり筋肉付いてるじゃん」 「わ!ゆーすけありがとう~」 ふふっと嬉しそうに省吾は笑った そして腹筋をたどり臍へと手が降りてくる 「省吾、もういいよあと自分で洗えるし、ありがと」 そう言って、少し焦りながら省吾の腕を掴む このまま何も言わなければ省吾は裕介の股間にも手を伸ばしていたと思う 少し振り向いて省吾の方を見ると 凄く色っぽい顔をした省吾がいた 湯気でしっとり濡れていて体温も上がりほんのり色ずく頬 思わず生唾を呑み込んでしまった そして唐突に言葉が発せられた 「俺の好きな奴って、裕介お前だよ」

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