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第22話
抱き付いてきた省吾を抱き締める
「ははっ、ゆーすけそれOKってことでいーの?」
お互い表情は見えない
声と肌にお互いの体温だけが感じられる
「ああ、勿論」
息をはくような裕介の声
「後戻り出来ないよ?むしろさせないけどね」
からかうように、ころころと言葉を紡ぐ
「まあ、なんつーか御手柔らかに」
少し照れ臭くさそうに裕介が話す
それに対し省吾がクスクスと笑う
暗闇のなか唯一窓のそとの明かりを浴びながら2人はしばらく抱き合っていた
お互いの想いと体温を感じるように
「全力で裕介のこと惚れさせてやる
そんで、俺のこと愛してるってとこまで言わせてやるよ」
少し身体を離し裕介の顔を真っ直ぐに見据える
「ほんと省吾って男前だよな~」
顔をほんのり赤くして裕介が話す
「当たり前だろ
俺は超可愛くて、すげぇ男前なんだよ?」
「なぁ、裕介触ってもいい?」
「良いけど……/////」
「ほんと、ゆーすけ可愛い~耳まで赤くなってる」
そう言って、祐介の頬を撫で顔を近づけてキスをする
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