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第23話
最初は触れるように
次は感触を確かめ味わうように
そうして段々と深くなる口づけ
「ふっ、んっ……ハッ」
徐々に乱れる2人の呼吸
角度を変えて貪るように唇を合わせる
それと同時に舌を絡ませ、口内を愛撫する水音が静かな空間のなかいやらしく響く
裕介はぬろぬろと上顎を舐められ甘いめまいを感じる
ぎゅっと省吾を掴むと、気づいたらしくベッドへ移動する
裕介がベッドへ仰向けになると上から省吾が覆い被さってきた
そしてまたチュッチュッと額や瞼など隅々にキスの雨を降らす
裕介が恐る恐る聞くべきか、聞かざるべきかという疑問を省吾に投げ掛ける
「省吾……、この場合俺ってどっちになるの?」
見た目的には省吾の方が女役だと思うのだけども
省吾の方も察したようで、裕介の問に答えるべく口を開く
「ゆーすけは勿論、受け入れる側でしょ?」
満面の笑みで、まさに惚けるほどの迫力ある笑顔で言われてしまった
「えっ、いや、見た目的には俺が入れる方かと……」
「それなら、ゆーすけ可愛いから下でしょ!俺、ゆーすけのなかに入れたくてもうこんなになってんだよ?」
そう言って、裕介の手をとって自身の熱くなるものへと導く
「っ……/////」
「あはっ/////ゆーすけのこと考えただけでもうこんなんなんだ」
「じっくり愛してあげるよ、ゆーすけ」
省吾のうっとりと熱のある笑みがとても妖艶だった
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