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保健室で

僕は保健室に入ると、机に向かってる高坂先生に「ベッド借ります!」と怒鳴り、勝手にベッドに潜り込む。 「どうした? 竜太くん? え? 大丈夫?」 カーテンの外から高坂先生が不思議そうに僕に聞く。お願い……今は一人にして。 「大丈夫です! しばらくほっといてください! すみません」 布団に頭まで潜り込み、僕は体の熱が冷めるのを待った。 そう、周さんの言う通りなんだ。首筋に散々キスをされ体を弄られ、事もあろうに僕は欲情してしまったんだ。 学校なのに…… みんながいるのに…… 恥ずかしすぎる! おさまれ、おさまれ…… しばらく布団の中で丸まってると、カーテンが開く音がして誰かがベッドの側にきたのがわかった。 やだ、誰? 不安になったけど、その人が周さんだとわかると少しホッとした。でもすぐにモゾモゾとベッドの中に周さんが入ってきて慌ててしまう。 「ちょっとちょっとちょ……? 何ですか?」 周さんが僕の口を手で塞ぎ、シーッと指を口の前で立てた。 「ごめんな、ちゃんと抜いてやるから」 抜いてやるって? え? 周さんの言ってる意味がわからない。ごそごそと僕のズボンに手を掛ける周さんに、僕は慌てて抵抗した。 「待って! 学校! ここ、保健室!」 周さんは僕のズボンの上から、硬くなってしまったそこに手を添える。 こんなにしちゃってるのを知られてしまったのも恥ずかしいし、何よりここは保健室。すぐそこに高坂先生だっているのに、この人は何をやってるんだ? と僕は混乱する。 「ちょっと…! あっ、触っちゃダメ……こ、高坂先生は?」 「竜太と喧嘩して仲直りしたいから時間くれ! って言って出て行ってもらった。十分だけ時間もらった」 え? なにそれ? そんな理由で高坂先生も保健室あけて出て行っちゃうの? 信じられない。 「とにかく、十分しか時間ねえから、声抑えろよ」 そう言うと周さんは早技で僕の下半身を露わにし、扱き始める。 嘘でしょ? 「ひぁっ……やっ、待って! あっ …… 」 突然の事に、僕は慌てて口をおさえた。 やだやだやだ……ダメだよ、周さん。気持ちいい…… 「俺が首にキスマークつけただけでこんなになっちゃうなんて、随分敏感になったな竜太」 耳元で小さな声で囁く。周さんの吐息が耳にかかりゾクッとした。 「ごめんな……気持ちいい? ちゃんと飲んでやるから気にせずいっぱい出しな」 やだ……周さん、耳元でそんなエッチな事言わないで。 僕は周さんに触れられてるってだけですぐに気持ちよくなっちゃうんだ。そんな風にされたら堪らなくなっちゃう…… スルッと周さんが布団に潜る。僕からは見えないけど、周さんが僕の勃ち上がってしまったペニスを扱きながら舐めているのがわかる。 不意に扱く手が強くなる。そのまま強く扱かれながら周さんがすっぽりと僕のを口に含んだ。 「あっ!……だめっ、んん……イっちゃう……」 一気に欲が中心に集まる。必死に声を我慢しながら、小さな声で周さんにイきそうだと伝えると、更に周さんの動きが激しくなった。 「ひぁっ、あっ……周さん、ダメ……イっちゃう! あっ……」 周さんに激しく口で扱かれ、結局あっという間に僕はイかされてしまった。 僕が欲を吐き出した後も、周さんはしばらくペロペロと僕のを舐めている。もうダメ、擽ったい……それになんてことをしちゃったんだ。保健室のベッドなのに。恥ずかしい…… 周さんはスマートにズボンを履かせてくれ、何事もなかったかのように布団から顔を出す。 「これで大丈夫? ここのお熱、鎮まったね」 いたずらっぽく僕のそこを突っつきながら周さんが笑った。恥ずかしさで何も言えない僕の頭を撫でながら、「竜太、可愛い……」と言い頬にキスをする。ちょうどその時カーテンが開き、高坂先生が顔を出した。 「橘! 保健室はラブホじゃないよ。全く! 今回だけだからな!」 僕が呆気にとられていると、周さんが高坂先生に怒り始めた。 「てめぇ、覗いてたのかよ! ふざけんな」 ……嘘でしょ? 恥ずかし過ぎる。 「まさか! 覗くわけないでしょ。ちゃんと十分待って戻ったし。最後に竜太くんの可愛い声が少し聞こえちゃっただけだよ」 そんなの余計に恥ずかしい。元はと言えば僕のせいだけど、でもこれはちょっとやりすぎだったよね。 「仲直り出来たんでしょ? ほらもうさっさと帰れ」 僕と周さんは高坂先生に追い出され、保健室を後にした。

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