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世界一の幸せもの
周さんの手で弄られて僕は呆気なくイってしまった……
恥ずかしすぎる……
それなのに自分で挿れろなんて周さんが言うんだもん。絶対無理! 恥ずかしい! って思っていても、周さんにあんな目で見つめられたら抵抗出来ない。
何でも言う事をききたくなる。好きすぎておかしくなりそう。
なんとか自分で挿れられたけど、すぐに周さんに突き上げられて何も考えられなくなってしまった。
こんなにも気持ちがいいなんて……
僕、本当におかしくなっちゃう。
大好き
大好き……
僕がこんなに「好き」だという事、ちゃんと全部伝わってるかな? 周さんも僕と同じくらい僕のことを好きだといいのに。
周さんが体勢を変えギュッと抱きしめてくれるから僕は全身で周さんを感じることができる。覆いかぶさる周さんが僕の耳元で「愛してる」と言ってくれた。
これでもかってくらい強く抱き締めてくれて、何度も何度も愛してるって囁かれ、僕は嬉しすぎて涙が止まらなかった。
僕を感じて、切ない声を上げながら周さんの口から放たれる僕の名前と愛の言葉……
優しくキスを交わしながら、僕と周さんはお互いの熱を吐き出した──
僕は今日、世界中の誰にも負けないくらい幸せ者だ。
こんなにも幸せな感情を教えてくれた周さん。
最初は怖い印象だったのに……
「僕、周さんを好きになってよかった」
僕の横で大の字になって放心している周さんの頬にキスをしながら僕が言うと、ボッと顔を赤くして僕を見た。
「あたり前だろ、俺だって竜太だから好きになったんだ……」
まただ。その照れてる顔が凄く可愛い。
下から手を回して僕のことを抱き寄せる周さん。とびきりの笑顔で僕を見つめる。
「ほら……ちゃんとキスして」
そう強請られ、僕はまた周さんにキスをした。
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