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は?パニック!

喉かわいた……水、水欲しい…… 俺は体の怠さと喉の渇きに目が覚めた。 薄暗い部屋。あれ? 俺の部屋?……じゃなかった、今日は圭さんの家でお疲れ様会やってたんだっけ…… 俺は少し寝惚けていたせいで今の状況を飲み込むのに時間がかかってしまった。 あれ? 俺は何を抱えてる……んだ? は???? あまりの驚きに思わず息を止めた。 何でだ?……え??……え??? 目の前……と言うか、俺の腕の中でスヤスヤと寝息を立てて寝ているのは修斗さん。 やべーーー‼︎‼︎ 俺、何した???? 飲み過ぎて酔っ払ってしまったのはわかってる。それからの記憶はない…… はっ! ヤバい! 俺の鼻息が修斗さんにかかっちまう! 目の前の修斗さんを直視できないし息もできない。やばい! どうしたらいいんだ?! うっっ……苦しい……とりあえずこの体勢をなんとかしないと。 ヤバいヤバいヤバいヤバい……… 俺は細心の注意を払い、修斗さんを抱いている俺の右腕と修斗さんの腰に乗ってしまっている俺の右足をそぉーっと持ち上げ、そこから退かそうと試みた。 ウげっ……足攣りそうっ! 「う”……!」 堪らず変な声が漏れたと同時に修斗さんがパチリと目を開けた。 「あ、起きた?……康介」 にこっと笑って修斗さんが俺を見る。ヤバい! 近い! 近すぎる! 寝起き可愛い修斗さんが、俺の事「康介」って呼んでくれた! 「……康介? ……大丈夫?」 わわっ…… 小首傾げてる。ダメだ! 恥ずかしすぎて死ぬ! 死ぬのか? やだ! 俺は一旦呼吸を整え、体をなんとか起こしてからひたすら修斗さんに謝った。もう土下座する勢い……でも修斗さんに怒られてしまった。めっちゃ凹む…… 「すみませんでした。俺……覚えてなくて……」 「酔っ払っちゃったんだからしょーがねえだろ? 別に迷惑じゃないし、康介可愛かったからいいよ、気にすんな」 可愛かったって言われた……俺、なにしたんだろう? 覚えてないのが怖い。 「康介シャワー行く? 俺はかったるくなっちゃったから行かないけど……圭さんがタオルも用意してくれてるし、行っといで」 修斗さんに言われるがまま、ドキドキびくびくしながら俺はシャワーに向かった。 「お布団一人じゃ寒いから早く戻ってきてね、康介 」 後ろから修斗さんに声を掛けられ、照れ臭くて顔が熱い。 ……てかなに? 俺、修斗さんと一緒に寝るのか?? ダメだろ? 絶対寝られない自信ある…… 簡単にシャワーを済ませリビングに戻ると、先程のソファベッドで布団に入り寝ている修斗さんを見る。 同じ布団に入るなんて緊張しかないけど、顔は壁に向かっててこちらに背中を向けてるから、俺は何とか布団に入る事が出来た。

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