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年末年始の予定は?

「ちょ…… んんっ、あっ……あぁ……竜太、やべ……きもちい…… 」 結局二人で布団に潜り、イチャイチャしてたらムラムラしてしまった。周さんだってわざと僕にイヤらしく触れてくるからしょうがないんだ。僕がエッチなわけじゃない。 「ダメですよ…… 声はがまんです」 周さんの股間に手を伸ばし焦らすようにゆっくりと触れる。僕は布団に潜り、完全に勃起している周さんのペニスに口付けた。 さっき少し周さんにバカにされたんだ。そう、最初に手を出してきた周さんに僕はあっさりとイかされてしまい、力が抜けてヘロヘロになってしまっていた。だから僕だって周さんをヘロヘロにしてやるんだ!って、夢中で周さんにしゃぶりついた。 「竜太のエッチ……」 「周さんでしょ? 僕だけじゃないです」 「でも好き」 「ふふ……早く寝ましょ」 お互い欲を出し合って、また体を寄せ合いイチャイチャする。一緒にいること、触れ合うこと、これ以上幸せな事はない。人を好きになるということ、愛されるということ、僕は周さんに教えてもらった。 「周さん……大好き」 そっと周さんの頬にキスをして、幸せな気持ちで眠りについた。 翌朝母さんの用意してくれた朝食を食べて、僕と周さんは家を出た。周さんは一旦自分の家に戻るため、途中で別れる。 「周さん、ちゃんと学校に来てくださいね」 そう言って手を振り、僕は学校に向かった。 教室に入ると志音と康介が楽しそうにお喋りしていた。 「おはよう! ねえねえ、竜は正月休みはどうすんの? 周さんと一緒に過ごすの?」 あ、お正月…… 「うち、年末年始は家族で旅行が恒例なんだよね…… 周さんに言うの忘れてた」 僕が言うと、康介はあちゃーって顔をする。 「周さんの事だから、きっと冬休み中はずっと竜と一緒に過ごすつもりでいるんじゃない?」 康介に言われて、それもそうだとハッとする。早い所周さんにちゃんと言っておかなくちゃ。 「康介と志音は? 年越しはやっぱり……」 そう言いかけて、志音の方を見る。不思議そうな顔で僕を見る志音に、ちょっと遠慮しながら聞いてみた。 「志音はお正月は…… えっと…‥ 恋人と一緒に過ごすの?」 「いや、俺は事務所の挨拶まわりと仕事があるから…… あ、でも初詣くらいは一緒に行きたいな……」 恋人、というのは否定せず、志音はそう言って恥ずかしそうに顔を赤くした。 やっぱり高坂先生……なのかな? 相手は先生だし、内緒にしてるのかな。これ以上はやっぱり聞きにくいや。 「ねえ、俺には聞いてくんないの?」 康介が身を乗り出して僕に言う。 「あ、康介は修斗さんと一緒なんでしょ? 聞くまでもない……」 「なんだよー! その適当な言い方! もう! …… 年末はね、D-ASCH の年越しライブした後に修斗さんと初詣行くの! 」 凄く嬉しそうな康介。初詣か…… いいな。 「てかさぁ、ライブあるの僕聞いてないよ」 周さん、教えてくれなかった…… 「ちょっと、竜? そんな落ち込むことないじゃん。周さんここんとこ精神的に大変だったみたいだからそれどころじゃなかったんだよ。言うの忘れてただけだって。いいじゃん、帰ってきたら周さんと初詣行きなね」 元気のなくなった僕を励ますように康介に肩をポンポン叩かれた。 確かに、最近の周さん変だったからな。 そっか…… だから言うの忘れてたんだね。

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