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約束
「ありがとう竜太……」
そう言って周さんは僕の前に跪き、優しくキスをしてくれる。
周さんの舌が僕の中を弄る……クチュクチュとイヤらしく水音が漏れた。
周さんの蕩けるようなキスにウットリしていたら、僕の下腹部に周さんの手が触れた。そこはズボンの上からでも敏感に感じてしまい、思わず体が跳ねてしまう。
「今度は竜太の番……」
そう呟き、僕の顔を見つめながら微笑む周さんにドキッとした。
「あ…… 僕はいいです」
「はぁ? なんだよ……竜太のここ、こんなになってんじゃん……」
僕の言葉は無視して、周さんは強引に僕のズボンをずらした。
「んっ! 」
周さんに先端部をヌルリと握られて、腰から背中にかけ電撃が走るような感覚に襲われる。
「ほらぁ、もうヌルヌルだぞ。ビクビク動いちゃってる…… 」
周さんが僕のモノをジッと見つめてそんなことを言うから、恥ずかしすぎて泣きそうになった。
「何もしてねぇのに、先っちょからどんどん溢れてくる……竜太……ここ舐めていい?」
やめて……恥ずかしい。
でも、本当何もされてないのになんでこんなにビクビクと感じてしまうんだろう。
周さんの言葉だけで……
「僕……きっとすぐイっちゃう……恥ずかしい……です」
「可愛いこと言っちゃって…… いいよ、すぐイったって。俺に出して……」
そう言って、優しく僕のを咥えてくれた。
生暖かい感触に包まれ、瞬間全身に快感が襲ってくる。
「ひゃ! ……あ、あぁ……」
「ん?……ングっ……」
本当に周さんに咥えられた瞬間にすぐにイってしまった……
驚いた顔をした周さんはすぐにそれを飲み込んでくれ、ビクビクする僕自身を丁寧に舐め上げてくれる。もう恥ずかしくって顔が見られない。気持ちよすぎてビクビクしちゃうのもどうにかしたい……
「本当にすぐイっちゃったな。ビクビクしてるけど大丈夫か?」
「…… はい」
にこっと笑い、抱きしめてくれる周さん。
ハァハァと息を整えながら周さんの胸に顔を埋め、僕は「すみません…」と呟いた。
「なんだよ、謝んなよ」と言いながら周さんは僕の顔を掴み、強引に上を向かせる。
恥ずかしい。でも周さん…… かっこいい。
僕は吸い込まれるように、周さんの首に手をかけキスをした。
あ……
周さんに今度のお休みの事言わないと……
「あ、あの……周さん。お願いがあるんですけど…」
「へ? お願い?……なに? 」
やっぱり緊張してしまう。おまけに僕の緊張が移ってしまったのか、周さんまで緊張した顔になってしまった。
「あ……えっと、今度のお休みの日なんですけど…… 一日あけておいて下さいっ。僕にその日一日の周さんの時間、下さい!」
「え??」
「だめ…… ですか?」
周さん、なんかポカンとしちゃってる。
「あ…… いや、いいよ。なに? お願いってそれだけ?」
拍子抜けした感じで周さんがそう言った。
へへ…… よかった。
「はい。それだけです…… 周さん、ちゃんと家にいてくださいね」
僕は相変わらず少しポカンとしたままの周さんに、キュッと抱きついた。
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