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世界一幸せだ
「あ…… あっ……竜太、んっ…… 」
竜太は俺の太腿に跨り、勃起したそれを撫で回したり緩々と扱いたりしている。竜太のいつもと違う雰囲気にやられてしまって、俺はされるがまま抵抗出来なかった。抵抗も何も気持ちが良すぎてもう全然ダメ。
「周さん…… 今日はどうしたんですか? 気持ちいい? 周さんの可愛い声がいっぱい聞けて僕嬉しいです 」
息づかいも荒く、興奮したような竜太がそう言って俺を見る。そのまま覆い被さってきたかと思ったら、首筋から耳を舐められた。
「んんっ! ……あっ、やっ…… 」
唇を奪われ竜太の舌を受け入れながら、下肢に伸びてきた竜太の手を掴み、俺は慌てて首を振る。
ダメ…… 何だこれ。もうイキそう…… これ以上はムリ!
チラッと俺を見た竜太は横からゴムを取り出し器用に俺に被せる。竜太自身にもゴムを取り付け、ローションも自分で手に取り俺に跨ったまま解し始めた。
嘘だろ……?
目の前で繰り広げられている光景が信じられない…… 俺はそんな竜太に圧倒されっぱなしで、本当に先程からされるがまま。竜太が息を荒げて俺の上で自分のアナルに手を添えてクチュクチュと卑猥な音を立ててるのを、俺はただ見惚れている事しか出来なかった。
「あ…… 周さん、恥ずかしいから…… 見ないで」
「あ……ああ」
ここにきて今更恥ずかしいと言いながら俺に背を向け、自分で解したそこへ俺の猛ったペニスを導いた。
いやいやいや! 待って?
恥ずかしいって、そっちの方がエロくないか?
竜太の綺麗な白い尻に俺のモノがゆっくりと沈んでいくのが丸見え。それだけでグッと射精感がこみ上げてしまう。
これ…… 視覚的にヤバい。 一気に中心部へと熱が集まる。
しかも竜太の中に沈みきったその瞬間に竜太が背をクッと小さく丸め、軽く身震いしながら甘く長い吐息を漏らした。
熱くうねった内壁に吸い付かれる。襲ってくる快感に俺も思わず息が漏れた。
「あ…… んっ、竜太…… ヤバいって、俺…… 」
思わず竜太の腰を掴み、腰を突き上げてしまう。
「はい…… 周さん、あっ…… んっ…… んんっ! あっ…… いいですよ…… 好きな時に……んっ…… イって下さい… 」
竜太がそんな事を言いながらゆっくりと俺の上で腰をグラインドさせている。何だよそれ……可愛いな。しばらく竜太の腰の動きを堪能していたけど、やっぱり竜太の顔が見えないのが物足りなく、声をかけた。
「竜太…… こっち向いて。顔…… 見せて」
耳まで赤くした竜太が振り返り「あん」なんて言いながら一度俺から腰を浮かす。そして俺の方へゆっくりと向き直った。
「見ないで下さい……」
小さな声で呟いたかと思ったら、すぐにまた腰を落として俺のモノを咥え込む。
「ひぁっ…… んっ…… んぁ! 周さん…… 激しい…… 」
悩ましい顔で可愛く声を漏らすと俺にしがみついてきた。
「竜太……もうだめだ。イく…… 」
俺は堪らず竜太を下から容赦なく突き上げる。そのまま律動を続けながら竜太を押し倒し寝かせると、ギュッと抱きしめ更に腰を押しつけるように突き挿れた。
「やっ!……ああ…… イっちゃう! 待って……ああ……んっ……んん…… 」
「竜太っ…… イけっ……ほらっ……いいぞ」
二人で揃って吐精して、息絶え絶えに抱きしめ合う。しがみつく竜太が愛おしくて、俺はそっと汗ばんだ額に口付けた。
「周さん? …… ちゃんとイけました?……僕、先にイっちゃいました…… すみません」
さっきまで俺を圧倒させていた妖艶な竜太はもうどこにもおらず、いつものちょっと照れ屋な竜太に戻っていた。
「俺もイったよ。めちゃくちゃ良かった…… 竜太がエロすぎ……」
そう言うと竜太は恥ずかしいのか口をパクパクさせて俺の胸に顔を埋める。
「すみません! 調子に乗っちゃった! 恥ずかしい!」
「ありがとな、竜太。俺のために大サービスだったな。無理したろ?…… 足も大丈夫か?」
正直言って途中から夢中になりすぎて竜太の足のことを気遣う余裕がなかった。痛めてしまってないか今更心配になってしまって慌てて竜太に聞いた。でも竜太は俺の胸の中で小さく首を振ってくれたからちょっと安心した。
「今日は周さんが 幸せだ! って感じてもらいたかったから…… 周さんにいっぱい喜んでもらいたいから…… 僕、なんにも無理なんかしてません」
そう言って顔をあげると、とびっきりの笑顔で優しくキスをしてくれた。
ああ、俺は世界一幸せだよ。
こんなにも俺を思って一生懸命な、可愛い竜太がそばにいる。改めてそう思う。
ありがとな、竜太──
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