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第12話

「そそそんなこと言ったら今夜は一緒に寝るのなしだからね!」 「えー!無理!!」 「無理じゃなーい!霖、なしだぞ!」 「あー!ゴメン!詩ゴメン!謝るから!えーと……あーパジャマ出して置いといてくれる?僕風呂入るから」 「パジャマはもう出して置いてあるっ……て!俺の言ってること聞いてるの霖!?」 「聞いてるよー!絶対一緒に寝るから!パジャマサンキュー!詩大好きー!ご馳走さまっ!」 食べ終えた食器を片付け、僕はバタバタとシャワーを浴びる為にバスルームへ向かう。 脱衣場にはお泊まり用に置いてある僕用のパジャマと下着がきちんと置かれていた。 はぁ…… 「詩の……バーカ……」 そう小さい声で呟きながら衣服を脱ぎ、シャワーを浴びた。 詩と一緒に寝れないならここ来た意味がない。 怒らせて別々の部屋で寝ることになったら最悪だ。 あーこれこれ詩の匂い……シャンプーしながらそれから漂う良い香りに包まれるととても癒される。 この香りに詩の体臭が混ざると、たまらなく良い香りなんだ。 それを思い出すと愛しさが溢れてきてしまう。 あ、やっぱり興奮して来た……疼くようなものがじわじわと下半身に集まる。 胸に触れ先端を撫でると、先が膨らみ感度が増してくる。 ピクン…… 空いている片手で自分のモノに触れ、いいように動かすと身体がその刺激を求め始め止まらなくなってしまう。 あ…… 気持ちいい……もっと…… 好きな香りに包まれてすると感度が増す気がしてならない。 シャワーを浴びながら、上下に扱き先を引っ掻くとあっという間に白濁した液体が飛び出し、湯と共に流れて排水口へと消えていく…… 「は……は……はぁ……」 一時余韻に浸るけれど、急にむなしくなってくるから切ない。 詩に抱かれたらもっと気持ちがいいのかな……それとも僕が抱きたいのかよくわからない。 詩と僕の背格好はほとんど同じだ。 詩に抱いて欲しいって言われたら喜んで抱くし、抱きたいって言われたら勿論抱かれたい!

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