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SOS!

カウンターで待つこと1時間……。 シンが来る気配はない。 ジョージも気にかけてくれてるみたいだけど、お客さんの対応もしてて、忙しそうだし。 今日は諦めて帰ろうかな……。 そう思い、カウンターを離れようとしたら、二人の男に声をかけられた。 『誰か待ってるの?』 金髪の細マッチョなお兄さんが話しかけてきた。 『えっと……はい。でも、来ないから帰ろうと思って』 『誰探してるの?俺らも探してやるよ。なぁ?』 金髪の人はもう1人の茶髪のがっしりとしたお兄さんに聞いた。 『君、困ってそうだし……三人で探した方がすぐ見つかるって』 茶髪のお兄さんの太い腕が、がっしりと俺の肩に回る。 なんか、断れない雰囲気になってきた。 どうしよ……。 『だ、大丈夫!俺、明日もその人に会えるから……今日じゃなくてもいいんです……』 そう言って腕から逃れようとして、身じろぐと余計力を入れられ、ホールドされてしまった。 『遠慮しなくていいんだぜ?』 金髪のお兄さんはニヤリと笑った。 ヤバい。 これはヤバいやつだ。 『まずは、このバーの近くを探してみようぜ』 バーの外に連れ出され、路地裏に引きずり込まれる。 『あの~こんな所にいないと思うんだけど……』 『いいからいいから』 茶髪のお兄さんは今は使われていない廃ホテルの扉を開けた。 『ちょっと待って!!ここには絶対いない!もう帰るから離して……っ』 『ここまで来て、何言ってるんだよ』 二人の大きな男たちは、ニヤニヤといやらしい顔で笑いながら、102と書かれた部屋に連れ込まれた。 そのままベッドに叩きつけられると、長年使われていないためかホコリが舞った。 ゴホゴホと咳き込んでいると、体をベッドに無理矢理押し付けられる。 金髪の男が、俺のTシャツの中に手を入れた。 「ひっ!やめて……」 思わず、日本語で話してしまったが、男たちは笑いながら、隠していたナイフで俺の服をゆっくりゆっくり裂いた。 『動くと乳首、切っちゃうかもしれないからなぁ……動くなよ』 『色、白いな。アソコの色はどんなだろうな』 下品なことを言いながら男は俺のズボンを脱ぎ捨て、下着も剥ぎ取った。 腕は茶髪の男に掴まれているから、両足を閉じて秘部を隠そうとした。 『もう……お願いだから、やめて……』 涙ながらに訴えるも、相変わらずニヤニヤしながら、俺の体を舐めるように見てくる。 気持ち悪い……。 こんなの嫌だ。 助けて……誰か……。 教授……。 こんなことになるなら、酔って家に上がった時、教授に全てを捧げれば良かった。 初めてをこんな最低なヤツらにあげるくらいなら……。 『全部見せてもらおうかな』 金髪野郎が俺の両足を無理矢理、開かせようとする。 俺はぐっと力を入れて、抵抗するも、金髪野郎の方が力が上で、あっけなく開かれてしまった。 『かわいいサイズだな』 『怖がって縮んでんじゃねぇか?』 自分の恥ずかしいところを馬鹿みたいに笑うこいつらに心底腹が立った。 『じゃあ、早速頂こうかな』 大きな手が俺のモノを掴んだ。 『おい、ジョージ。さっきの子、シンを待ってたんじゃないのか?』 一人の常連客が、俺に話しかけてきた。 客が増えるにつれて、なかなかマヒロと話が出来なくて、目を離してしまっていた。 『ん?あれ!?マヒロはどこ行った?!』 『なんか、男二人と一緒に外に行ったぞ?大丈夫なのか?』 『大丈夫じゃないかも……』 俺は急いで携帯で、シンに電話をかけた。 こんなことなら、初めから呼び出しておけばよかった……! 『もしもし!?シンか?大変なんだよォ~!』 耳元でうるさいと言われたけど、事の次第を説明すると、プツリと電話を切られた。 あぁ~これでマヒロに何かあったら、俺、シンに殺されちゃうかも……。

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