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匂い 2

「あっ……ん……シン……シン……!!」 マヒロが一生懸命、私の名前を呼びながら、アナルオナ二ーをしている。 あぁ……なんて可愛いんだろう。 大学から帰り、マヒロを探すも、姿が見えない。 二階の寝室まで探しに行くと、マヒロがベッドに横たわっていた。 下着を片方だけ足を通した状態で、ほぼ下半身には何も身につけていない。 バスタオルを敷いているところを見ると、どうやらオナ二ーをしていたらしい。 「……マヒロ」 そう呼びかけるも、よく寝ていて全く起きる様子がない。 小ぶりなお尻を撫でるとぴくりと体が反応した。 ……このまましてしまったら、どうなるだろうか。 片足を少しだけ持ち上げて、下着を脱がす。 すると、マヒロが起きてしまい、我に返ったように赤くなる。 オナ二ー見せてというと、初めは拒否したけど、もっと気持ちよくしてあげるっていう言葉に誘惑を感じたらしい。 今、私の目の前で、可愛らしくお尻を振りながら甘えるようにしてくれている。 「シン……!シン、届かないよぉ……奥、もっと奥に欲しいぃ……!!」 そろそろあげないと可哀想だなぁ。 「マヒロ。指を抜いて?」 マヒロはそっと指を抜いたのを確認すると、私はすっかり勃起したモノをゆっくりと挿入した。 マヒロの中の内側を擦ると、体をひくつかせながら、反応している。 「シン……っ中、擦れて……ひぁ……あぁ……」 「マヒロ、動くよ」 その言葉を合図に、何度も何度も腰を動かし、叩きつけるように腰をぶつけた。 ダメだ……イきそう。 「あっ!もう、俺イきそう……っあ、イくっイく!」 「私も、もうイきそうだ……!」 後ろから突いているため、マヒロの顔があまり見えない。 きっと、美しくも、悩ましげな表情をしているのだと思うと、興奮してしまう。 もっと可愛い声が聞きたくて、マヒロのモノも一緒に刺激すると、締め付けがきつくなり、私はついに白濁したモノを中にぶちまけた。 「あぁぁぁ……っ!!」 マヒロも掠れた切ない叫びをあげると、枕に顔を沈めた。 私も後ろから、マヒロを抱きしめ、ベッドに体を預ける。 暫く、汗ばんだ体のまま、二人で横たわる。 彼の顔は上気しながら、私を熱っぽく見つめている。 「ずっと……こんな風に一緒にいられたらいいのに」 彼がそう言いながら、私の頬や唇を撫でてくれた。 私も彼の指に1本ずつキスをした。 「いつか、ずっと一緒にいられる時が来る」 「いつかって……いつ?何年も先でしょ……?不安なんだ。こっちに住むためにどうしたらいいのかとか、シンといつになったら一緒に住めるのか……とか」 「私もマヒロと住めたら嬉しい。……まずは、日本に帰って、大学を卒業しないとね」 「そうだね……」 まだマヒロは浮かない表情をしている。 私は彼を引き寄せ、抱き締めた。 「いつまでも、君を待つよ。会いたい時、すぐに会えないけど、電話もするし、メールもする」 「ありがと……シン」 こうやって体に触ることは、離れていては難しいけど、いつだって、心は君のそばにいたい。 「さぁマヒロ、食事にする?それとも、もう少しだけこうしてる?」 「もう少しだけ、こうしていたいな……」 ふわふわのパーマのかかった髪が私の首筋を擽った。

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