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第16話
幸三郎side
中はどうしているだろう?裸のまま放置されてたけれど…
家に帰れただろうか…?
翌日、中は風邪で休んだ。…でも…
「ほーら…ゆき。しっかり見て?中くんの乱れて汚されている姿。まだ俺はゆきのこと許していないからね?」
「ふぅ~…中くん。今日もよかったよぉ…」
また僕の隣で中は犯されていた…僕はあーちゃんの膝の上に乗せられ抱き締められていた。
僕へのお仕置きも続いているからあーちゃんの呼び出しには答えないとならなかった…
「またよろしくね。中くん。もし俺たちの呼び出しに応じてくれなかったら愛しの睦月先輩にこれ送っちゃうから。それとーSNSにもね?」
そんなことが既に三ヶ月ほど続いていた。
中は…雪輪先輩にあの動画を見られたくない一心でこの理不尽な扱いを必死に堪えている…必死に這いつくばるようにして登校してきてる…周りには悟られまいと必死で元気一杯明るく笑ってる…
誰も気付かない中の変化…多分、雪割先輩や水無月先輩だったら気付く変化…
そして…今日もいつものように呼び出された…
中はいつものように犯され…啼き喚く…僕は今日もあーちゃんに抱き締められてその姿を見詰めていた…どうして僕は…
怖くて…動けない…
「お前ら!!何やってんだ!!」
いつもは開かれることのない扉が開いた。タイの色が紺だから三年生だ。
「あたるん?…あたるんだ!!」
「てめーら!!」
一人の人が中に覆い被さる男たちを投げ飛ばし、もう一人が手際よく拘束していく…
一人の人はここから駆け出しどこかへ向かった
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