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第18話
幸三郎から話を聞き終える頃になっても二人の震えは止まってくれない
話しを聞きやって来た教師に奴等を託した、
「先生。きちんとした処分をお願いします」
「わかった」
生徒指導の教師に男たちは連れていかれた。
保健医はここで中と幸三郎の手当てをした。
「霜月くん。帰れそう?俺が送ろうか?」
「先生。お願いします」
このままの中を電車で帰らせるわけには行かないから…
「先輩…」
「何?坂本くん」
わからないがなんとなく名前で呼びたくなかった…
幸三郎は何も悪くないのに…付き合ってたやつが嫉妬深かっただけなのに…それなのに…
「…中の側にいてくれませんか?」
今にも泣き出しそうな顔で幸三郎がいう。
「悪いけど俺まだやること残っているから。気を付けて帰るんだよ」
二人に背を向け立ち去った。
俺はもう関係ない…
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