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第38話
「最後…ね…」
「はい…」
最後なんて…そんなの…
「取り敢えず風呂入ろっか」
「はい」
中の家の風呂は結構広い
「広いなぁ…」
「えぇ。うちの両親風呂好きで」
「へぇ」
綺麗に清掃された浴室。用意してあるものも上質なものばかりだった
檜が仄かに薫る柔らかいどこか懐かしい空間…
大の男が二人して全裸になり並んでも全く狭さを感じない開放的な空間
「先輩…すいません…やっぱり…」
「ん?恥ずかしくなった?」
頬を染めているからきっとそうなんだろうけど不安と痛みの方が強そうだ
「大丈夫だよ。お前は何も考えなくていいよ。無理だろうけれど…なら…始めよっか」
俺が触れる度反応する中の姿に思いの外欲情してしまう自分を心の中で嘲笑しながら清めていく。
全て終わった頃には中はぐったりと浴槽の縁に腰を掛けた
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