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第59話

数年後… 「中!行くよぉ」 「はい!今行きます」 今日は雲一つない爽やかな秋晴れ 今日は結婚式に招かれている。 あれから俺たちの交際は順調に続いている。 「おめでとう」 「ありがとう」 「兄さん。幸せにね」 「うん!」 「おぉ。今日はありがとな。次はお前らか?」 「いや。多分美空たちかな?あぁ…でも雛が先かも」 「しっかしまぁお前ら揃いも揃ってモテるのにみんな同性選ぶとはな。世の女共は泣いてるぜ」 「先生もでしょ」 「まぁな。なぁ雪割。」 「はい。」 「お前が人を愛することが出来るようになって良かった…お前は多くのものを頑張ってきた。泣いたり喚いたり…うまく行かないこともたくさんあったよな。だから…こうしてお前が幸せそうに…自然に笑えていることが俺は嬉しい…」 「あの日…中が声をかけてくれなかったら俺はずっと変わらないまま作り上げた偽物の仮面を被って一人で生きていたと思います…中が出会ってくれて…一途に思い続けてくれて…本当に…救われました…中が新しい風を運んできてくれたから今がある…俺は本当に幸せ者です。先生。俺も幸せになりますから…沢山心配かけてすいません。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」 「睦月さーん!美空さんが呼んでますよー」 「今行く。じゃあね。先生末長くお幸せに…」 「数年後にはお前は弟になってるだろ。楽しみにしてるぜ」 「はい」 新しい風が吹いた…完

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