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第465話

集団レイプに発展したのは……そのせいだ。 ……僕が、自ら招いたんだ。 中指の先が、痺れる。 朦朧とした意識の中で見た、『僕』に触れた場所── 「君は、昔の俺に良く似ている。 何か特別な……運命みたいなものを感じるよ」 「……」 それは── ……僕を、受け入れてくれてるって事……? 直接的ではない屋久の言い回しにもやもやとした気持ちが晴れず、不安だけが募っていく。 「……基成……」 揺れる視界。ゆっくりと瞬きをした後、真っ直ぐ屋久を見つめれば……僕の前髪を搔き上げ、剥き出された額に優しいキスを落とす。 「今日はもう、おやすみ」 間近で見つめられ、優しい声で囁かれれば、もうそれ以上は何も聞けなくて。 「………うん」 言われるがまま、そっと瞼を閉じた。

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