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Ⅰ こんな出逢いはアリですか?④
「話聞けーッ!」
洗いっこしない!
紅茶とクッキーおよばれしたから、もう帰るんだっ。
「その格好で?」
「うっ」
「玄関出た途端、ご近所さんに会うかも知れませんよ」
「うっ」
「涼君……」
「……なに?」
「彼シャツ可愛いです」
ムキー!
好きでこんな格好してるんじゃないわーっ
家に連れ込まれるや早々、濡れたシャツとズボンをはぎ取られた!
風邪引くからって。
……自分で脱いだよ。脱がされるの、恥ずかしいもん。
強引すぎる押しの一手で押しきられてしまい~……自分で服を脱いだのは、せめてもの細やかな抵抗なんだ。
びしょ濡れの衣服一式と引き換えに渡されたのは、白いシャツ一枚
いわゆる彼シャツだ。
……って、俺達付き合ってない!
付き合う予定もない!
「パンツも脱いで良かったんですよ」
「脱ぐかーッ」
何が悲しくて襲い魔の前で、すっぽんぽんにならなあかんのだッ!
「脱がせてあげますよ」
「ギャー、来るなー!触るなー!」
「脱がないとお風呂、入れませんよ。一緒に暖まりましょう」
脱がせに掛かるなっ
ここは応接間。脱衣所じゃない。
そもそも風呂に入る気はない!
ずんっと迫ってきた彼の腕に掴まって、肌と肌が密着する。
なにぃっ★
………ナニが固い。
お風呂に入る前に、もう暖まってるじゃないかっ。
体の一部分だけ♠
「一緒に体の芯まで暖まりましょう!」
「イヤァァァ~」
あらぬ場所を暖められてしまうーっ!
………デカっ
布地越しでもはっきり分かる膨脹だ★
「涼君」
にこ♪
「……はい」
ゾワ~♠
「触りますか?」
「触らんーッ!」
「固いの好きでしょ」
固いの好きなのは腹筋だけ。
お腹の下の固いの、イヤーッ!
………さすさす、すりすり~
抵抗したけれど、いい体の強靭な腕力には逆らえなかった。
彼の手に囚われた俺の手は、股間の手に余るイチモツを布越しに、さわさわしてる~
やっぱり、デカっ★
……男として、複雑に凹む。
「涼君に触られると気持ちいいです」
そりゃ良かったね💢
「涼君はどうですか?」
不意に股間に手が伸びてきて……
「わァーッ!」
触っちゃダメだ。
俺のソコはッ!………………そのっ
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