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ギリギリの生活の中で飛び込んだ世界4

「な…何もなかったよ! これで満足だろ。僕は弟のために金が欲しいんだ。本当は、夜に家をあけるような仕事なんてしたくない! だけど中卒の僕にできるのはこんなことぐらいで…。弟には、我慢させる生活をさせたくないんだ。やりたいことを、自由にやらせたい。中学だって、高校だって、お金を気にせずに通って欲しいんだ。そために、僕は今、頑張らないといけないのに。どうしてそれを止めるようなことばっかをすんだよ」 オーナーが、僕の前に立つと、しゃがみ込んだ 僕の前髪を指で触り、ひどく悲しそうな顔をしていた 『お金、いくら必要?』 僕にもわかるようなジェスチャーで聞いてきた 「は?」 『お金…俺が払う』 「いらないよ。払ってもらう理由がない」 オーナーが僕の手にそっと乗せて、首を横に振った 『ある。俺には、払う義務がある』 「い…意味がわからない。手話がわかんないよ。何を言ってるのか…」 オーナーが涙を流しながら、僕にキスをしてきた 涙の滴が、僕の頬に落ちてきた 生温かくて、こっちまで悲しくなってくる オーナーが唇を離すと、僕は慌ててオーナーの首に抱きついた 「もっと!」 今度は僕から、オーナーにキスを迫った オーナーの口の中に舌を入れ、オーナーと舌を絡み合わせる 舌の熱が、僕の全身を熱くしていく 僕は深いキスをしながら、上着を脱ぎ、オーナーのスーツも脱がしにかかる ネクタイを緩めて、ボタンを外す オーナーも僕をベッドに押し倒すと、ベルトに手をかけた カチャカチャと金属音が鳴る 僕の熱は、早くオーナーに触れてほしいとドクドクと鳴っているようだ 僕の腰が浮き、少しでも早くズボンが脱げるようにした 僕の下半身はあっさりと露わになる 蜜が零れた先端にオーナーの指が這うと、僕は甘い声が漏れる 「ん、はっ…あっ、ねえ、早く。頂戴…オーナーの…」 僕はオーナーのズボンに手を伸ばすと、オーナーが僕の手首を掴んだ 首を横に振ってから、オーナーが僕の勃起したのを口に入れた 「ああっ、やっ…んっ。待って、僕だけなんて…嫌だ。オーナーも…」 ベッドの脇に置いてあるジェルに手を伸ばしたオーナーが、指をジェルで濡らした 僕の穴に指がぬぅっと進入していく 「ああっん。なに、これ…あっ、イキそう! イク、イクよ、オーナー」 僕はビクンと全身が跳ねるのと同時に、白い濃厚な液を吐きだした しばらく処理をしてなかった僕の欲望はドロドロとしていたに違いない だけどオーナーが全部、口で受けとめて飲み込んでしまったから どれだけドロドロしていたのか…わからなかった オーナーはベッドから降りると、備え付けのタオルで、僕の股間を綺麗に拭くと、身支度を整えて、さっさと部屋を出て行った 僕も気だるい身体を起こすと、一人静かな部屋で着替えを始める

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