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とまどいながら【17】
俺に見せつけるようにしながら乳首を嬲り、太股はフニフニと俺の中心を押し潰し続ける。
必死に体を捩らせようとするのは、もうくすぐったさからではなくなっていた。
「ほら、こっちの乳首、自分でコロコロしてみ?」
「いや、でも...そんなの......」
できない、気持ちいいわけないと答えようとして、指同士を絡めたままの手を乳首へとあてがわれた。
「恥ずかしないから...ね? 自分で摘まんでみ? 」
絡めた指をほどき、俺の指で乳首を挟ませる。
その上から自分の手を被せると、フワリとシンさんが笑った。
「こっちの乳首とおんなじくらいになるまで、頑張って自分で弄ってて。その代わり、下は俺がちゃんと気持ちようしたげるから...な?」
言われて仕方なく、乳首をムニムニと潰し摘まむ。
何を感じるはずもないと思っていたのに、なんだか急に腰にピリッと痺れが走った。
それを確認してから、俺に被さっていた体がゆっくりと下りていく。
合わさっているそのスベスベとした肌の感触自体が妙に艶かしくて、それだけで熱い息が漏れそうになった。
俺の指先の触れる場所は、ゆっくりと形を変え始める。
「ここ舐められるんは嫌いやない?」
少しだけ頭をもたげたペニスの裏側をスルリと指がなぞった。
答えようと口を開くと変な声が出てしまいそうで、俺は唇を軽く噛んだままで小さく頷く。
何故か乳首を弄ぶ指を離す事はできなかった。
「気持ちようないとかやったら言うてな?」
裏側を掠めるようになぞっていた指が竿を弛く握った。
その手をユルユルと動かしながら、舌の先が先端をペロリと舐める。
まだ完勃ちではないせいで少しだけ余っている皮の間に、尖らせた舌の先端をグリグリと差し込んできた。
それまでとは比べ物にならないほどの直接的な強い刺激に思わず腰が跳ねる。
そんな体を宥めるようにシンさんは俺の腹を優しく撫でながら、カプッと先端を口内に収めた。
口をすぼめ、頭を小さく揺らし、舌と唇をフルに使い先端をしっかりと出す為にそこを激しく扱く。
「...んぁっ......」
予想通り、吐息と同時に声も漏れる。
もっとして欲しいと思うのは本能で、俺はシンさんの方に腰を突き出していた。
一度口を離すと、いきなり触れた外気にプルリとそこが揺れる。
竿を扱く手はそのままに、タマの付け根から先端に向けて、舌が丁寧に唾液をなすり付けていった。
「航生くんのココ...俺、メッチャ好みかも」
おそらく先走りが滲んできてるだろう。
唾液と先走りでスムーズになった手の動きで、俺のモノがしっかりと熱を蓄え大きく脈打っているのがわかる。
「航生くんの、超カリ太でガン反りでギンギンなんやな......」
「あ...んまり言わないで...ください...」
「なんで? 俺に舐められてしゃぶられて興奮したんやろ? こんなギンギンになってくれたら、俺も嬉しいんやで?」
シンさんが俺のを扱いたまま、ゆっくりと腰を俺の方へと移動させてきた。
目の前に、既に雫を垂らしたシンさんのペニスが差し出される。
「舐められる? 別に嫌やったら無理せんでかめへんで」
それだけ言うと、シンさんは再び俺の股間へと顔を埋めた。
ねっとりと湿った熱い粘膜の感触に身悶えながら、おずおずとシンさんのペニスへと指を伸ばしてみる。
指先がチョンと触れただけでそこは面白いように動き、その勢いで新しい雫が竿を伝い流れた。
...もっと触りたい...舐めたい......
...感じさせたい......
それは始めての感情かもしれない。
俺の姿に興奮し、既に雫を溢れさせているそこが愛しくて仕方なかった。
少しだけ上半身を動かし、そこへと顔を近づけていく。
シンさんがしてくれている通りをやればいいんだ...赤く充血したそこを、俺は躊躇う事なく口内へと飲み込んだ。
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