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フィクションの中のノンフィクション【34】
自分の体で上手い事俺の脚を押さえ込んだ航生くんの舌先が、チョンていつもは隠れてる場所に触れる。
片側は航生くんの手で、もう片側は俺自身の手で開いた場所。
中心をつつき、その周囲を丁寧に舐められれば、たったそれだけの事で固く固く閉じた所から力が抜けていくような気がする。
まだなんもしてへんのに...なんて航生くんは笑ってるかもしれない。
それとも、どんだけ飢えてんねんて呆れるかな?
でも、しゃあない。
飢えてんねん、はしたないねん。
航生くんがほんまに欲しいねん。
じっとそこを見てるやろう航生くんに向けて、そこに力を入れたり抜いたりを繰り返す。
まだ全然開いてないやろうけど、早よ欲しいっておねだりしてんのんはわかるはず。
また中心をクニクニって舌が擽ってくるから、腰を揺らしてその舌を奥まで取り込もうと窄んだ場所の力を抜いた。
俺のそんな動きを航生くんが見逃すはずもなく、解れてちょっと捲れてきてるだろうそこに舌をググッて押し込んでくる。
粘膜に直接舌先が当たる感触だけでまたキューンて背中を電気が走った。
なんぼ塗りつけても塗りつけてもポタポタ溢れてくる先走りは止まれへんみたいで、亀ちゃんを撫でる手の動きはどんどんスムーズになる。
ああ、堪らん。
ただ気持ちええっていうより、もっと気持ち良うになりたいって熱が上がる。
もうもどかしいてしゃあない。
乳首を弄ってた手を止めて、チンチンを捏ねてる航生くんの手をそっと払った。
「航生くん、見て? もうな、乳首ちゃんとコリコリにできたで? ほら、真っ赤っかやろ? せえから、もっと中触って...もっとグチョグチョにして、航生くんの大きいチンチン入るようにして。ちゃんと自分のんは自分で触っとくから...ね?」
「ああ、ほんとに真っ赤で美味しそうになっちゃって。今日は乳首だけでイッちゃいますか? ...って、さすがにカメラ回しっぱなしのアリさんに迷惑かけちゃいますね、時間もかかりますし。じゃあ、とりあえず一回先に出しておきましょうか。その方が慎吾さん、この後楽でしょ?」
「イヤや...航生くんのんでイキたいねん。航生くんのん入れてもうてからがええねん。せえから今はちゃんと我慢するから、ね?」
こうやってちゃんと言葉でねだって欲しかったらしい航生くんは、めっちゃ満足そうに笑って俺の上からゆっくり体を起こす。
なんか次の航生くんの動きに期待するだけで一気に扱き上げてしまいそうになって、俺は慌ててチンチンの根元をキュッて握った。
「足上げっぱなしはしんどいでしょ? 解す時だけ後ろ向きましょうか?」
「解す時だけ? ほんまに?」
「はい。慎吾さん、ほんとにエッチになればなるほど、俺にギューッてしたくなるんですよね? 俺にギューッてされたいんでしょ? ちゃんと入れる時は前からにしますから...ね?」
俺からちょっとだけ離れた航生くんは手を伸ばしてローションのボトルを取る。
超カリ高で竿が太うて、おまけにガン反りの航生くんのチンチンは、どんな体位で入れられても最高に気持ちエエ。
最初の頃こそぎこちなかった腰の動きも、いつからか滑らかでリズミカルで、何より激しなった。
バックから思いきりガツガツ奥を突き上げられると、あんまり激しいて気持ち良うて意識が朦朧とすんのは毎度の事や。
せえけどやっぱり...航生くんを見ながら、航生くんに見られながら気持ち良うになんのが好き。
奥まで突き破られそうなくらいに突っ込まれるより、中を大きく早く擦り上げて欲しい。
粘膜も前立腺も全部をぐちゃぐちゃに混ぜ合わせるみたいにかき混ぜられたい。
「ちゃんと後からでも...ギューッてしてな?」
早よ触られたいんか、それとも早よ入れられたいんか...俺は枕を手繰り寄せると体を起こす。
萎える気配もないチンチンを自分でやわやわと揉みながらその枕に顔を埋めると、航生くんに見えるようにケツを高う上げた。
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