ズンて一気に奥まで貫き、ズルズルとゆっくりそれを引き抜いたかと思うと、今度は大きく腰を使って浅い所をガツガツって早く強く擦る。 もうすっかり俺の体を知り尽くしてる航生くんの動きは、的確で容赦ない。 「んっ...はぁっん...ア、アカン...航生くっ...イヤ...ん」 ゴリゴリ音がしそうなくらい中の痼を抉られたら、それだけで頭ん中が真っ白になってしまう。 もうとっくに真っ赤やのにそれでも我慢しきれんと、ギリギリ爪を立てながら捻りまくってた乳首がジンジンする。 それが痛いんか気持ちええんかなんて全然わかれへんけど、とにかく身体中が熱うてしゃあなかった。 そのうち気を紛らせる事もできへんようになってきて、体を捩らせながら枕の端を掴む。 そんなつもりなんか無いんやけど、無意識に逃げを打つように背中を反らしながらニジニジとベッドをずり上がっていく俺に、こめかみから喉元へ汗を滴らせた航生くんは笑いながらペロッて唇を舐めた。 「逃がさないってば」 反動でも付けるように、今度は腿を掴んだ手が目一杯俺の体を引き寄せる。 また奥の方をドンて突き上げられ、チンチンの先からはその衝撃に押し出されたようにちょっとだけ白の混じったモンがトロッて溢れた。 さっきまでより脚を高うに上げられ、腰の下の膝がもっと奥までを支える。 「イヤなの？　ほんとに？」 俺の脚をダランて下ろすと、航生くんは半端に浮かされた腰の下に腕を回してきた。 「じゃあ...止める？」 もうここまできて止められるわけがない...俺も...航生くんも。 そんなんお互いにわかってる。 それでも俺にはねだって欲しいらしい。 なんぼでもねだるよ...それで航生くんが満足するなら。 航生くんの独占欲が満たされるなら。 だって俺はほんまに航生くんだけのモン。 でも航生くんかて...俺のモンやんな？ 「あぁぁっ...イヤちゃ...うん...イヤやないから...止めたら...イヤぁぁ...」 「もっと？　もっと俺が欲しい？」 もうマックスやって思ってた航生くんのチンチンが、俺の中でますます硬く大きくなる。 それを俺の粘膜が悦ぶみたいにキュンキュン締め付ける。 また堪えられへんようになって、体は航生くんに押さえられてる腰を支点にして弓なりに大きく反った。 腰に回された腕に思わず爪を立て、必死に首だけを上げて航生くんを見る。 「ちょーだい...航生くんっ...もっと...もっとぉ...航生くんが欲しい...んっ......」 満足そうに目を細めた航生くんが少しだけ腕に力を込める。 「あげる。俺の全部あげるから、全部受け止めて......」 緩やかになっていた腰の動き。 それがじわじわと大きく力強い物へとかわっていく。 それこそ串刺しにでもするようにグググッて一番奥を押し潰すと、今度はそれを一気に引き抜く。 抜け落ちる前にまたそれは奥を貫き、今度はそこを捏ねるように俺の中で体ごと腰を揺らした。 出し入れの速度も上がり、中の敏感な場所が休む間もなく擦り続けられる。 「イイっ...航生...くぅん...はぁん...イイ...めっちゃ気持ちエエん...」 「俺も...っく...ヤバい...最高に...はぁ...イイ...」 航生くんの突き上げに合わせるように俺も腰をガクガク振る。 自分の感じる場所を探すみたいに、航生くんが悦ぶ場所を探すみたいに、狂ったように腰を振りたくる。 俺達の繋がった場所からは、グジュグジュとイヤらしい音が鳴り続けた。 なんかオイルだけやなく、俺の中からも体液が染み出してきてる気がする。 それほどまでに湿った音はやけに大きく聞こえた。 航生くんのパンパンに膨れ上がって硬なったタマがパチパチ肌を打ち付ける。 そのたびに俺のチンチンはピュッ、ピュッて汁を飛ばした。 また繋がった所から航生くんのチンチンを通って背中の方へとビリビリと電気が走る。 体の震えが止まれへんようになってきて、俺の中の航生くんもますます膨らんでいった。 「航生くん...航生く...イッて..いい？　もう...イッても...かめへん？」 「...っん、俺も...ぼちぼちヤバい...かも...でもまだ...慎吾さんの中...いたい...」 航生くんの身体中から流れ出た汗がポトポトと俺に降ってくる。 その感覚にすら感じてもうて、俺は震える手で自分のチンチンをしっかり握った。 手を動かさんでも、航生くんの激しいピストンに勝手にチンチンがニュルニュル扱かれる。 その握りしめた手の上から次から次に俺の出した汁が、いつまでも溢れて手首まで伝った。 「航生くん...イク...ん...イクから...ごめんね......」 ヌメる手を大きく動かす。 航生くんかて切羽詰まってるはずやのに、やっぱり狙い定めるように中の一点を早く強く突き上げ続けた。 その突き上げに押し出され、どんどん熱がせり上がってくる。 後ろも前も熱うて気持ち良うて、頭がぼんやりしてる。 せえけど本能に突き動かされるみたいに腰と手の動きは激しなるばっかりやった。 頭のぼんやりが、ぼんやりどころかだんだんと真っ白になっていく。 目の裏がフラッシュでもたいてるようにチカチカしてた。 上がってきた熱は、もう出口のとこまできてる。 しっかり強めに先端を握り直し、グリグリって痛いくらいに先っちょを弄る。 そんな俺にとどめを刺すように、鈴口を弄ってる手に航生くんの手が添えられた。 「先...イッて......」 「ヒッ...ア、アカン...航生くん...イヤ...イヤ...アカン...航生く......」 最奥を更にグンと押し上げた瞬間、航生くんの爪の先が鈴口にグリとめり込んでくる。 プクーッて大きく膨らんだ俺のチンチンは水風船みたいにパンッて弾け...フラッシュが止まないままで頭の中は全部真っ白になった。