寝室へ入ると、2人とも無言で身に付けていた服を脱ぎ始める。 先にナオが脱ぎ終えて、幸太郎の脇腹に触れながら布団の上で待っている。 幸太郎も急いで服を脱ぎ捨てると、一秒たりとも待てるかという勢いで、ナオに覆い被さった。 まずは唇を求める。 チュッと触れ合わせたり、互いの口内を舐め合ったり。 キスをしている間、幸太郎はナオの乳首に触れてみた。 「んぅぅぅ！？」 ただ指先で触れただけなのに、敏感に反応してくる。 そう言えば、心なしかナオの身体が熱い。 幸太郎も火照りを感じているが、やはり身体が小さい分、ナオの方が強く媚薬の影響を受けているのかもしれない。 幸太郎はそのまま手を下半身に這わせ、ナオのペニスを優しく掴んでみた。 「んぅッ……あ、ん……」 「──っ！？」 そこに触れただけで、ナオは枕の上で髪を散らす。 そこに触れただけで、ナオのペニスの先端から精が溢れ出している。 媚薬とはここまで効果のあるものなのかと思う一方で、幸太郎も限界まで張り詰めていることに気付いた。 もしナオがさっき言っていた通り、風呂で自分のアナルを解してきたのであれば、すぐに挿入して問題ないはずだ。 幸太郎はそのことを確かめるように、双丘の真ん中の窄みの中に指を1本だけ挿れてみた。 「あぁぁんッ……んッ……幸太郎……早く……」 艶めかしい声が、幸太郎を煽る。 ナオの後孔は柔らかく解れていて、今すぐに挿入しても大丈夫なのだと教えてくれた。 「ナオ、挿れるぞ」 「ん……」 幸太郎はナオのアナルにペニスの先端をあてがうと、ズン──、と腰を沈めていく。 「って、これナカ動き過ぎ……搾り取られる……ッ……」 挿れたら挿れたで内部の肉壁が陰茎に吸い付いてくる。 こんな状態で射精せずに根元まで挿入することなど、できるのだろうか。 「ナ、ナオ……1回……イっていいか？」 「ん、いいよ……俺も、もう何回かイってるし」 「は……？」 よくよく目を凝らせば、ナオの腹の上に白濁が飛び散っている。 きっと幸太郎がアナルに刺激を与えたことで、吐精してしまったのかもしれない。 「ナオ……」 どうしようもなく愛しい。 「イ、く──っ！？」 幸太郎は根元まで挿れる前に達してしまうが、次の瞬間また膨らみ始めたことに驚いた。 「スゴ……幸太郎の、ドクドクしながらおっきくなってて……」 「分かるモンなのか？」 「うん、分かるよ……」 もう数え切れないくらいに幸太郎の熱を受け入れてきた身であれば、当然分かるのだとナオは笑った。