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いだく

 いつだか不思議な夢を見たな、と過去を振り返る。  きっと君は憶えていないだろうけど、俺たちで夢の世界を現実世界のように過ごしていたんだ。  俺自身ももう夢の世界を自由に過ごすことはできないけれど、記憶の中にはしっかり残っているよ。  今隣で寝ているその姿がとても愛おしく、願わくば俺と幸せな時間を過ごす夢を観てほしい。  そんな傲慢かもしれないことを抱きながら、俺はそっと作業を進めることにしよう。とても気持ちよさそうに寝ているその姿が、顔俺に元気を漲らせる。  君の抱く夢は語らないから知らないけれど、俺がいてくれたらとても嬉しいな。  俺の夢は、君が俺と幸せでいてくれることだから。 (この作品は第58回Twitter300字ssの企画に参加した作品です)

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