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第4話

「綺麗な顔だなって思って俺もドキドキしてた。俺も同じ男なのに、色白で細いお前の体見ると、すげえドキドキしてたんだ」 「りょ、遼」 「俺とじゃ、だめか?」  夢かと思った。自分の見たい夢を見ているように感じた。  自分勝手で都合のいい夢になかに逃げ込んだのかと、自分は壊れてしまったのかと不安になった。 けれど、後ろを振り向いたら、辛そうに顔を真っ赤にする遼の顔があって、動けなくなった。 降りてきた唇に、現実に戻されて嬉しくて抱きしめてくれた腕に僕からも触れてみたんだ。 

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