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第42話
「……一緒にスればいいじゃないか。その、俺のグロいの見て萎えてないのなら」
「全然です! みてください、ほら!」
シャワーでお互いの泡を流すと、湯気立ちこめるあっくんの下半身も確かに反応していた。
ああ……浮き出た血管とか太さとか、すごい。
小説のネタになりそうだし、触って固さを確かめてみたい。
「夫婦だし、俺も触っていいか?」
「ダメです!」
「え?」
すげえ怖い顔で拒否された。百人ぐらい殺してそうな凶悪そうな顔で拒否された。
「……夫婦なのに?」
「あ、じゃあこのボディソープ一本使って洗うので、洗ってから触ってください。ばっちいです」
「……三日風呂に入っていない俺より、お前が汚いわけないだろ」
「きゃー。夫が積極的!」
嬉しいのか嬉しくないのか、半泣きのあっくんのそれを思い切り握る。
おお、熱い。太い。波打ってる気がする。
徹夜明けのテンションで、なんだか生き物に触れたみたいな小さな感動を覚えた。
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