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第44話

「え……。いいんですか? 家訓にしますよ?」 家訓にしちゃうんだ、と驚いたけど頷く。 「で、……お互いパンパンだから抜きっこしようか」 「も、もちろんです」 あっくんが目を潤ませて頷くと俺を自分の太ももに持ち上げて座らせた。 あっくんの太ももに押し付けてしまって申し訳ないけど、あっくんのあれが俺のお腹とあっくんのお腹に挟まって苦しそうに固くしていた。 「俺、もっと時間かかると思ってました。和葉さんとこんなことするの」 「……俺もまさか、男相手にこんなことするとは思わなかったけど、あっくんなら嫌じゃないみたいだ」 ん、と口をとがらせると、速攻で口づけをしてくる。 こんなかわいい年下のお嫁さんなら、いやではない。 「じゃ、じゃあお互いの触ってイかせちゃいましょう」 恐る恐るお互い、再び握り、口づけをしながら上下にこすり出す。 小説のネタにもなるし、気持ちよくもなるし、おまけにあっくんが幸せそうに熱い吐息とともに口づけを落としてくる。 悪くないと思う。自分よりも大きくて力強い手でこすられて、俺も気持ちが良くて頭がおかしくなりそうだった。

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