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第237話
「もしパンツ泥棒の犯人が俺だったらいいですよ。俺だって和葉さんに三本ぐらい入れてるわけだし」
「やったー。犯人があっくんだと嬉しいなー」
あっくんに抱き抱えられながら、甘えるように首にキスする。
「……もし犯人が俺じゃなかったら?」
「んんー? お仕置きに座敷牢に監禁する?」
この前、プレイの一環として座敷牢で縛られてみたら『和葉さんにひどいことできない』と座敷牢にふっかふかの布団敷いて普通にエッチしてしまった。
基本的に、あっくんはお仕置き系は抜かずの何発とか、若さを前面に出してくる持久的なやつだけ。
俺はあっくんになら、監禁されるの興奮するのに。
「そういえば、新婚エッチの、ラブラブ恋愛小説なんだけど、一個ネームで没があってさ」
脱衣所に到着すると、不意に思い出された理不尽なダメ出しに頬を膨らませてしまう。
「へえ、どれです?」
「夫が出張の間、奥さんに貞操帯つけるってやつ。ふつうは出張ぐらいでつけないんだって」
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