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第267話

「こんなに可愛い和葉さんの隣で、ナニモシナイとか、拷問に近い」 「だ、駄目だからな。局部とか特に駄目だからな!」  つるつるな俺の股間を見てあっくんがどんな反応をするのか怖い。  というか、毛って数日で生えてくれるかな。  もぞっと布団が動いた。  あっくんの方を見ると、携帯で無心になってお経動画を眺めている。  そこまで無心になろうとしてるなら触ってやろうと手を伸ばすと、先に俺の尻に違和感が。 尻を柔らかくタッチしてくる。顔は動画を見てるから無意識かな。 無意識で人の体を触るなんて……。 「あっ ……あっ、く、んっ」 ふみふみと揉まれ、指で割れ目をなぞられて体が大きくしなる。 そういえば、蝋燭でSMプレイを結局しなかったせいで今日は朝一回しかエッチしてない。 あっくんの柔らかい指に触れられただけで、俺……。 もぞもぞと手は動き、とうとう下着越しに触れてきた。 下着越しなら、毛がないのはバレないかもしれない。 でも。 「あっひゃっ」 「和葉さん?」 「あっく、だめ、変態っ」 「え、あの、え? あの俺何もしてないです。脳内以外は」 戸惑うあっくんの顔と、携帯を両手で持った様子に俺も目を見開く。 そして次の瞬間、ザラっとした感触とぬめりに股間が襲われた。 「ひゃああああっつんんん」 「あー!警部っ」

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