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第268話
俺の股の間から、にゃんと出てきたのは警部だった。
さっき全員、辰崎さんが座敷牢に入れたはずなのに。
床暖房になって猫タワーがあってふかふかの俺の布団がある座敷牢に全員いるはずじゃんか。
「ぷぷぷ」
「あっくん、今笑った!?」
「あ、いえ、その……猫にも感じる和葉さん、可愛いなって」
俺にも舐めさせろ、とあっくんが警部とちゅ、ちゅ、とキスしては笑い転げている。
俺は起き上がってネタ帳を開くと、ノートにメモを呟きながら書いた。
「御曹司の昭親は、両親の留守中に、屋敷のガチムチな執事たちから穴と言う穴を徹底的に調教される」
「な! 何を書いてるんですか!」
「書いたら本当になるデスノートだよっ」
「酷い! 女性×男性ならまだしも、それボーイズラブじゃないですか」
俺のことを笑ったバツだ。
「何Pにしようかな。両手、両脇、おっぱい、後ろ、口、マニアックに耳の穴とか臍? 9Pものは初めてだなあ。昭親は上品で小さな口を大きく開け、口の両端からはだらしなく涎を垂らし、穴と言う穴で男たちの欲望を受け」
「やーめーてーくーだーさーい!」
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