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第8話
「昨日の…」
美少年は僕の切れた腕を見て、すごく驚いた表情をしている
「桃矢先輩…!!なんでここに…」
この子美少年のこと知ってるのか…
まぁこれだけ顔整っててイケメンなら
知ってるか
そんなことよりも
この状況をどうにかしないと
思ってすぐ
「教室戻ってていいよ」
女の子に言う
「先輩も教室戻って下さい」
名前は知らないが女の子が言うに先輩だ
迷惑かけるなんてしたくないから
処置なんて自分でできるから言ったのに
「ごめんなさい漆くん
ほんとにごめんなさい」
そう言って女の子は教室に戻った
けど先輩は…
僕の怪我してない方の腕を
無言で引っ張った
「ちょっ…離してください!!」
抵抗してみるが全くかなわず
そのまま連れてこられたのは保健室
先生はいなくて
僕は保健室の椅子に座らされた
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