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平太の違和感

 「お湯加減どう? 熱くない?」 あっという間に脱いで浴室に入った僕ら。 シックスパックとはいかないものの、引き締まったサガのお腹を見ながら、なんとか立って背中にお湯を浴びる僕。 「大丈夫だけど、なんか僕、おかしくない?」 ジワジワと湧き上がるなんだかわからない感情とお湯を浴びているだけなのにビクビクする身体に違和感はめっちゃある。 「おかしくないよ……ちょっと気持ちよ〜くなってるだけやから」 優しく声をかけながらシャワーを僕の下半身に向けるサガ。 「ひゃあっ!」 お尻の穴にお湯が入っていくのにびっくりして、声を上げた。 「大丈夫だよ、平太」 落ち着いた声で言ったサガはシャワーを左手に持ち替え、ボディーソープを右手で泡立て、中指に泡を塗りつける。  「気持ち悪かったら言うてな?」 なんて言って左耳を舐めながら少しずつ右手を下に滑らせていくのでさえ、僕は反応してしまう。 ツプッと開通した感覚に自然と身体が震え、思わずアッと声が出た。 「やっぱ固いよな……痛くない?」 ツンツンと突きながら心配する声のサガに大丈夫と言うと、良かったぁと何分かぶりのふわふわな口調にちょっと安心する。  「詳しいことは少しずつやっていくけど、人によっては‘‘繋がる’’までが癒しサービスの時があるから覚えといてな」 シャワーでまたお尻の穴をお湯で流しながら言うサガの言葉をなんとか聞き逃すまいと聞く僕。

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