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ジワジワの正体
でも、溜まっていた感覚がちんちんに集まってきたから、力を振り絞ってそこを右手で押さえる。
「あっ、やっぱ感じてたんや……エロい子やな、平太は」
たぶんニヤつきながら言ったサガはシャワーヘッドを固定し、僕の手の上に重ねた。
ゆっくりと上下に動かす右手にジワジワがどんどん湧き上がってきて、息が荒くなる。
「アッ、アッ……アッ」
シャワーの音より大きい声が出る自分を押さえるために左手を口に当てる。
「我慢せんでええよ……いっぱい気持ち良くなって?」
後ろから聞こえ、左手を掴んで離された途端に背中を噛まれる。
僕はビクンと震え、1番大きい声を上げた。
「気持ちええでしょ、平太」
「わかんない……わかんないよ、サガ」
もうよくわからない雰囲気に飲まれてうつらうつらとしてる僕はちゃんと言えてるかはわからないけど、一生懸命伝えた。
「俺はね、平太のナカが俺でいっぱいなんだってちゃんとわかってるよ?」
より激しく動かす右手にうんって思わず答える僕。
ジワジワとしたものが溢れそうでだんだん先端へと向っていくのがわかった。
「サガ、離して」
「なんかした?」
「サガが汚れるの、イヤだから」
これから起きることはいけないことだから止めたはずなのに、サガはクスッと笑っただけだった。
「俺は平太に汚されるなら、喜んで汚れるよ」
サガは優しく言って、強くあそこを握ると、目の前の鏡へ白濁の液が飛び散った。
初めての気持ち良さに倒れそうな僕を優しく支えながら抱きしめてくれたサガ。
「これから、もっともっと癒したるからね」
ギュッと強く抱きしめるサガの温もりで身も心も満たされた1日目の僕だった。
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